奇蹟の表現 3
- 作者: 結城充考,KEI
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2006/02
- メディア: 文庫
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いやー持ち直したな、と。一言目にはまずこれ。
正直二巻がいまいちだっただけに3巻はいよいよ駄目かと思ったんだけど、小気味良い緊迫感と焦燥感を堪能できた。
前回妙ちくりんで複数居た“外敵”が確固たる一体に戻ったことと、脇役の使われ方が良かった。
更に言えば、これも前回みたく危機に瀕してからを長々と書かなかったことも好印象。
いざって時に至ってから解決までがテンポ良くてねー。
ただし今回、主役は半ばイルマ状態。シマの出番って数えられる頁数くらいしかなかったような…。
最後に毎度のどうでもいい話。
編集側で売上の数字から判が押されたのか、今まで完結しても続刊が出ても良いような終わり方だったものが、明らかに次巻を想定しての終わり方になっている。
よほど遅筆でない限り年内に4巻が出そうです。
*1:一作目ではレオンという声が多数聞かれたけど(笑)