Simoun
- 作者: 速瀬羽柴
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2006/09/16
- メディア: コミック
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巻数が振られてなかったから発売前から気づいた人も多いはず。
そう、Simounは1冊完結作品。
構成は三話+サイドストーリー8頁(書き下ろし)
話はいたって明解、新人パイロットのアーエルがエースパイロット*1であるネヴィリルに“一緒に飛んで欲しい”*2と願い、ネヴィリルはある事情から“嫌”なのではなく、“怖い”とこれを拒む。
あたしは*3こんなにあなたと飛びたいと願っているのに…という2人のお話。
百合コミックということになっているが、情愛や性愛というより、友愛。
「共に空を飛ぶパートナーとしてあなたが好き」とかそんなカンジ。
あとは、アニメとの比較で言うと、ストーリーはオリジナル。
キャラの雰囲気も若干違う印象。
かなり初期の草案だけもらって、ある程度自由にやらせてもらってるのかも。*4
ちなみに登場人物はアーエル・ネヴィリル・パライエッタ・マミーナ・ロードレアモンだけ。
シムーンで空を飛ぶのもワンシーンのみ。
何か出来事が巻き起こるでもなし、シムーンで飛んだり戦ったりするでもなし。
人と人のドラマに完全に焦点が絞られた作品で、雰囲気や絵柄など世界観が個人的には結構気に入った。
題材は良いだけにもっと見てみたかったし、もっと話を広げて連載してもらいたかったなぁ。