[読書] ゼロイン 6
- 作者: いのうえ空
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2006/10/27
- メディア: コミック
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グンゼってのは花(ロス)のことで、“やらかしちゃった”旧友を護送する場面の最後のカットです
作者曰く「今回色々バラエティーに富んだ内容になったと思います。かなり楽しんで描けました。」とのこと。
読者、激しく共感。
今までストーカー殺人だの「犯人は殺しても構わない」「否、生かして捕らえるんだ」だの重い話が多かっただけに、全面ライトな内容で構成されていると新鮮さも相まって非常に良い。
これまでにも本論を Piece:OO 余談を Side Piece:口 とし、各巻に1つ2つそういったノリの軽い話も入っていたけど、一冊を通して深刻さの伴わない話だけというのは初。
ひとつに、みくるの友達の薗部*1がネタに困って他の友達も巻き込んでがやがや
ひとつに、「コウ(と花)をひと月好きにして良い権利」を賭けてみくると式江が脱衣卓球対決
ひとつに、式江とキスしたしてないでコウとみくるがひと悶着(どうでもいいけどラーメン屋での花がカッコイイ!が、やっぱりオチがつくのか、この人には(笑))
ひとつに、グンゼとハルの友情話
ひとつに、みくると友達のバカ騒ぎその二
ここまでが一話限りのショートストーリーで、この後から続きものに入って2話やって次巻へ継続する形。
この続きものに関しても、これまで通り派手な銃撃戦等はあるものの至って平和的な話で、コウがまた無意味に変な所でカッコ良かったり(笑)と、ただただ単純に面白く楽しめる調子が好印象。
湿気っぽかったり重苦しい話は祁雫の件でひとまずお腹いっぱいなんで、今後はこの調子がスタンダードになってくれると良いねー。
*1:例のみくるをネタに漫画を描いているあの子