仕立屋工房 4


大量殺人を目論むジェノスなる組織のヒエラルキーの上から3番目にあたる12死徒が全員登場。
まあ顔見せだけですが、ちまちま小出しにするのではなく最初に全員見せておいてくれるようです。


今回はストーリー上の進展はそれほどないです。
ジェノスは12死徒の顔見せをして「じゃあシュルトへ出発しよう」と号令がかかったというだけ。
マクモたちの方も、前回始めることになった修行が終わって「パワーアップしたし今度こそ阻止するぞ」とシュルトへ向かうだけ。
と、動きはほとんどなきに等しく。
ストーリー進行以外にあるのはマクモとキリクそれぞれの成長と、シュルト行きの船で行き会った親子と善人マクモのちょっと良い話という内容。


しかし天選としての力量が多かれ少なかれあがったからって、それだけで二人のままジェノス阻止に向かうって結局無謀さ加減に変化がないような(笑)。
そのほか、修行の内容・進み方・上述のマクモと親子の話など、段々冒険モノのテンプレと大差ない展開が多くなってきたのがちょっと気になるところ。
個人的には正直いって「何で冒険モノにしちゃったんだろ。1巻みたいな生活型のショートストーリーのままの方が良かったなぁ。」という想いが段々と強くなってきています。
このまま箸にも棒にもかからない、無難で当たり障りないありふれた作品になってちゃうと嫌だなぁ。