機工魔術士-enchanter- 14
機工魔術士(enchanter) 14 (ガンガンWINGコミックス)
- 作者: 河内和泉
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2007/07/27
- メディア: コミック
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- ココにブルっと:薄気味悪い閃き顔「・・・・・・・・・・・・そうか。それならもっと面白いものが見られそうだ。くくくっ・・・」(55頁)
おっさんこえぇぇーつかキメェ。
カリオストロ、動く。次なる標的は──・・・!?(帯より)
「フルカネルリは蘇らない。」皆が知る事となった真実、唯一人ユウカナリアを除いて…。
「皆(みな)」これは、コリオストロとて例外ではなく、この事実を前にしてあの小汚い長髪を垂らしたク○親父*1が何もしてこないはずはない。
今度はどんなことを?誰を狙って?
事態は急速に混沌の様相を呈す。
はい、つーわけでカリオストロ(以下おっさんとする)がまたしても悪巧みをはたらきます。
創作には悪役がつきものですが、意外と多いのがそいつはそいつなりの事情があって〜〜というケース。
が、このおっさんはそのタイプじゃあ決してないですし、今後もそうなることはないでしょうね。
もうホント根っからの性悪。
人様からかって引っ掻き回して遊ぶのが趣味の最低最悪の○ソ野郎。
さっさと命乞いするような死に方でくたばれや!って話なのですが、それは置いておいて。
内容はそんな状態故に今回も結構シビアですね。
事態そのものは巻の終わり頃に発生のピークを向えますから全体としてのシビアさはそれほどでもないかも知れませんが、序盤から「嫌な予感」を感じさせて止まない作りになっているのでどのみち似たようなもの。
ちなみに「本人が贋物と気付かなければ、それは本物であるのとどう違うのか*2」という時折見かける哲学チックな話になってたりします。
そんなわけで早いところ15巻ないし16巻でめでたしめでたししてくれないと、いや〜な所で宙ぶらりんにされたこの感じが辛いです。
唯一心安らぐのは巻末おまけ漫画のベルだけとゆー…。
あ、ちなみにホクトもほったらかしにはされておらず、ちょろっと現状と今後の展開の示唆があります。
こっちの方がポジティブな前振りなんでお楽しみ度では上っすね。