STAR DRIVER 輝きのタクト 第9話「そんなミズノの初恋」


雨降って地固まるがごとく、収まるところに収まったタクトとスガタの二人。
目下の問題がひと段落したことで、物語は新展開へと突入。
綺羅星十字団は、打倒タクトから第三フェーズへの移行へと目標をシフト。
新キャラも続出という第9話。


さて、そんなわけで綺羅星十字団に新たな動きが出てきた今週。
ヘッドが第一線から一時的に身を引いたのですが、代役となっている人物の人柄も手伝ってただでさえ統率感に欠ける連中の和が一層乱れていました。
一方でタクト達の方は、敷居をひとつ踏み越えて親密度が増しているのが対照的。


以下、その他雑感。

  • サカナちゃんの喪失感

先週から覚悟はしていたことですが、やはりモノクロームがないだけでも相当物足りない気分になります。
見方を変えると本編を差し置いて尺を取っていたとも見れますが、それでもサカナちゃんが紡ぐイカ刺しサムの物語もひとつのエッセンスとして良いものでしたし、これはヘッドがやる気なくなるのも仕方ない・・・。

  • アプリボワゼ

先週今週と続けて綺羅星側のアプリボワゼが端折られています。
各人各様の「開け!電気棺!」からの一連のシーンを楽しみのひとつとしていた者としては、いかに主人公と言えど代わり映えのしないバンクにすぎないタクト(タウバーン)よりは綺羅星側を優先的に都合して欲しかったりします。
まあ、両方やれればそれが一番なのかも知れませんが、尺の問題もあるので。

  • タクトの父親

リョウスケ、Rのイニシャル、大切な絵。
これだけで考えると彼がそうなのかと思えますが、きっとミスリードなのだろうとも思えるわけで。
リョウスケではないが彼の身近な誰か。ああ、ヘッドか。
タクトの親父にしちゃ若いが、それ以外の条件は色々満たしていますね。

  • 三馬鹿

よっわ。
今週大量投入された新キャラの一部なわけですが、かませとかそういうレベルじゃありませんでした。
あまりにも弱すぎて泣けた。
はなからタクトに勝てるとは思っていませんでしたが、よもやここまでとはビッグマウスにも程があらぁ。
あの三人には、違った意味で今後もかなり期待ができるかもしれません。

  • マンティコール

「それにしてもこの少女、ノリノリである。」
ヘッドの代役として現れた新幹部。
先週の予告からはてっきりミズノがそうなのかと勘違いさせられましたが、実際は双子の姉の方でした。
(これで先週の副部長の件も納得)
確かによく見れば先週の予告の時点で、髪の色と髪型が妹とは違います。
しかしまあ、他の人らにも多少そういった傾向があるとはいえ、こうまで普段の顔と綺羅星な時の顔が違う人も珍しい。
しばらくは総会でのピンク同士のつっかけ合いが見世物として楽しめそう。

  • ミズノ

不思議ちゃんで日死の巫女でボクっ娘でタクトに恋した女の子。
なんかもう色々な要素をつぎ込みまくりな気がしますが、人としては悪くないどころか純粋で良い子なようです。
ただ、その分巫女らしさからはかけ離れており、あまりピンと来ない。
ちなみに彼女の書いた絵は残念ながら中の人作ではありませんでした。

  • その手があったか

先週の伏線。
何のことかと思えば、何のことはないただの登校時の横着・ショートカットでした。
登下校に毎日使っていれば定期を持っているんだろうけれど、そうでなきゃタダ乗り。
島の住民であっても真似してはいけないかも。

  • バス

ミズノが飛び乗った・・・やつではなく、EDの中に出てくる方。
側面のイラストがサカナちゃんからミズノに変わっていました。
本当にサカナちゃんはさよならなんですね・・・。
ミズノも何か歌ってくれないかなぁ。

というわけで、9話でした。
来週は姉の方も堕ちる模様。
相手はやっぱりタクトなのかな。