花咲くいろは 第十一話「夜に吼える」


今日は湯乃鷺温泉の特集が載った旅行雑誌の発売日。
少々の不安と大きな期待を胸に雑誌を開く緒花たち。
しかしそこで目にしたのは10点中5点という評価と辛辣なコメントであった。
この結果には従業員一同不満を露わにするが、女将からは済んだことをうだうだ言うんじゃない、とバッサリ。
それでもひと一倍納得がいっていない緒花は思い切った行動に出たのだが・・・。
前半の山場かな?という第11話。


さて、そんなわけで良し悪しはともあれかねてから行動力だけはきわめて突出していた緒花だけに、今回も出版社許すまじ!の心意気の元、東京の本社に突撃を敢行。
そうして聞き出した記事を書いた張本人はなんと、ほかでもない緒花のお母さんで・・・というお話。
しかも同時進行で孝ちゃん関連でひと波乱発生。


いやぁ、今回は今後への布石やら新事実が出てきたり、いままでの足場が崩れたりと忙しい回でした。
雑誌の件も予想外の方向への展開をみせましたし、面白い回だったと思います。

  • 旅行誌

てっきり前回の覆面記者が公私混同はせずに厳正な評価をした。
とかいう展開なのかと思いきや、そうではなく、喜翆荘に限らず一体の旅館すべてが低評価。
これには、温泉街の付近に新設されるというホテルと出版社との間で汚い大人の事情によるやりとりがあったんじゃないか?という斜め上の展開へ発展。
さすがにここまで話が大きくなるともう緒花が一人意気込んだところでどうこうできる問題ではない。

  • 母と娘

が、それとこれとは別問題で、それを書いた張本人が実の母とあっては、既に世に出た事実は取り消せないまでも感情として許せないものがある。
という緒花の言い分もわからなくはない。
さりとて、「世の中きれいな仕事ばかりじゃない」という母の言うこともまた一理あるわけで・・・。
ああ、なんか話が面倒くさくなってきた(´・ω・`)
それだけにどういった形で収拾がつくのか、楽しみではあります。


今回の旅行雑誌が件の覆面記者に関係していないとなると、別の出版社から彼女が書いた記事が載ったものが発売され、打ち消し効果を生む───みたいな展開はあり得るかも?
現実に予約のキャンセルが相次いでいる(過剰反応すぎじゃね?とも思いますが)以上、母とのいざこざが解決するだけでは済まないですし。

  • 考ちゃん

リア充のせいでぐちゃぐちゃに・・・。
けれど普通に良いやつだし、彼自身が何かしたわけでもないのは確かな事実。
やはり保留とはいえ一度断られておきながら孝一に擦り寄ってくるあのメガネが一番悪いんじゃないかと思えるのですが、視点が緒花びいきになりすぎですかね?
袖とか摘んでんじゃねぇよ、何様だよ、と(´・ω・`)

というわけで、あっちこっちでしっちゃかめっちゃかだけど、女将さんだけは相変わらずビシっとしてて格好良いなぁ、という11話でした。
次回は、母と孝一のことが立て続けになってしまい情緒不安定気味だった緒花が、落ち着きを取り戻して再始動するお話になる模様。