カウンターゲーム[不可]
- 作者: アンソニーガレアM,ウイリアムパタロンIII世,中村正人,中村敏郎,Anthony M. Gallea,William Pattalon,Jim Rogers,ジムロジャーズ
- 出版社/メーカー: パンローリング
- 発売日: 2001/06/17
- メディア: 単行本
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しかし、評価が低いこととその事は一切関係ありません。無縁と承知した上で趣味で読んでますから。
では以下に最低の評価を下した理由を長々と。
四章ではオランダのチューリップバブルや1929年の大恐慌など過去の狂乱の説明が為されますが、この章丸々不必要。読まなくて良いです。
- 構成の大半が引用で賄われている。
- 数行ごとに出典が括弧書きで差し込まれている。
- この手の本を読むのは投資法の参考にしたいからで、歴史の勉強をしたいのではない。
以上の理由からですが、当時の株価の変遷などを知りたい方は読んでも良いかも知れません。
まぁ普通、それにはそれ専門の書籍があるのでそちらを読むのだろうと思いますけれど。
次に、とかく投資法の指南書にありがちな繰り返しがやはり本書にも多くみられ、大差ないケーススタディの羅列がされています。
更に、具体的な手法の説明よりも概念の説明に頁が割かれています。クドイくらいですね。
そしてこれが最大の悪評要因になります。助詞*1の抜け落ちを筆頭に脱字が非常に多いです。お粗末。
加えて、「表を参照のこと」などと謳っておきながら肝心の表がないという体たらくが1箇所。*2
はっきり言って不良本。買う価値なし。但し、書かれている手法自体は使えないものではありませんから、読もうと考えている人は大きな本屋に寄った際に立ち読みで済ませるのがベター。