Astral Project 月の光1・2
Astral Project 月の光 1巻 (ビームコミックス)
- 作者: marginal,竹谷州史
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2005/12/26
- メディア: コミック
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Astral Project 月の光 2巻 (ビームコミックス)
- 作者: marginal,竹谷州史
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2005/12/26
- メディア: コミック
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表紙に惹かれて、その上結構良い紙使って厚さもかなりものなのにお値打ち価格だから買ったんだけど、なるほど作画は新人さん。
表紙絵は連載を重ねてこなれてきた所で刊行にあわせて書下ろしたと思われる。要するに2巻終盤準拠。
俺は良くこざっぱりしてて見易い絵を「上手い」ということがあるけれど、この人の場合はそういった意味じゃなく技術的に巧い。
回を重ねて絵柄からアクが抜けていくんだけど、作品の内容とのマッチングって意味ではむしろあのままの方が良かったんじゃないかな。
まぁ、何でもいいんだそんな瑣末なことは。大事なのはそこじゃなくて話だし。
姉が死んだ。死因は心不全。だが本当に?自殺ではないのか。
そして姉が死の直前に聴き、遺された謎のCD。
俺は遺品として実家から持ち出したそれを聴き…体外離脱する!
体外離脱...都会と孤独な空...CDはどこから来たものなのか...俺の同類(なかま)は...そして姉の死の真相は...
あぁ、これは良いミステリーだ。とても面白い。
問題はだ、「3巻がいつ出るのか」これに尽きる。1・2巻は同時刊行だった。まさか3巻も4巻と同時刊行なんてことはないだろ、なぁ?
いや、もうひとつあった、問題が。
何って、よりにもよってコミックビームなんてどマイナーな雑誌*1で連載されてるってことさ。
ほらみろ、案の定はてなダイアリーでも全然取り上げられてない。
それこそ小規模書店じゃそもそも陳列してすらいないだろう。
このままでは誰の目にも留まらず、他の大量消費されていく歯牙にもかからない作品群に埋もれていくかもしれない。
さして面白くないと切り捨てられるにせよ、せめて同じ舞台で競り合ってから消えていって欲しい。
とまあ大げさに言ってみたけれど個人的にはS評価じゃなくてA+だったりして。