神栖麗奈は此処に散る
- 作者: 御影瑛路
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2006/01
- メディア: 文庫
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一章:“神栖麗奈”に疑問を抱き、その真理に迫る同級生が...
二章:“神栖麗奈”の扱いに戸惑い、“神栖麗奈”の肉親であることで苦悩する兄に...
三章:“神栖麗奈”を妄信し、それのみを頼みに生きる後輩は...
四章:“神栖麗奈”であるその当人の内情、明かされる真実。神栖麗奈は虚像だったのか...
読み物としては大分面白かった。前作からすれば格段に満足してる。
さて、これから買うかも知れない人へ向けてですが、『此処にいる』の方は読まなくても平気です。
読んでないと理解できない点があるだとか、十分に堪能する上でデメリットがあるといったことはないだろうと思う。
作者曰く「今作を先に読むと、設定を理解するのに労力を要したり、前作からの仕掛けに反応できなかったりしますので(ry」
だそうだが、はっきりいってあちらを読んだ所で突飛な設定が理解し易くなるでもなし、仕掛けなんて言うほど大層なものがあるでもなし、個人的には前作はさほど読む価値があるとは思えない(お金を出して買ってまでは)。
著者としては売上伸ばしたいわけじゃなく、本気でそう考えてるんだろうけど、読者として他の人はどうなのかな?
ところで、毎度どうでもいいことだけれど、カミスレイナって何かのアナグラムだったりはしないカナ?
ミレナイスカ=視れないスカ ミレナイカス=視れないカス ミナスレイカ=見なす霊化
はいはい無理ある無理ある(笑)。