皇国の守護者 ３

皇国の守護者 3 (ヤングジャンプコミックス)

佐藤大輔氏の同名小説『皇国の守護者』を漫画化したもの。
飾りなし無駄なしの超本格派。勧善懲悪を旨とした作品ではなく、主役も所謂“正義の味方”でありはしない。良い歳した大人にも是非読んで頂きたい。
特に、昨今巷を賑わす軟弱或いは軟派な作品に辟易している人には猛烈かつ苛烈にお薦め。
とまあ、壱・弐巻を読んできた人には今更必要もないが、最近じわじわと認知されたきただけにご新規さんへ向けてここでおさらい。
超大国である帝国に矛先を向けられた小国の一人の将校“”新城直衛”を主役とした大河ドラマ的戦記大作。
壱巻は序章であり、足枷の外れた新城が戦場に放たれるまでを（罪人だったわけでない　あくまで喩え）
弐巻はその新城なる男の本質と才気を描く。
ときて、参巻で読者は大敵カミンスキィの生い立ちを知ることとなる。
そして最悪最悪の方へと向かう戦況を新城がどう切り抜けるのか！ここまで。
おい、肆巻は何処だ？隠し立てすると容赦せんぞ！
ん、何？「まだ出ておらず、秋頃発売を予定する運びとなっております。」だとーー！！
生殺し〜あぁ生殺しぃぃ…。