ICO−霧の城−
- 作者: 宮部みゆき
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/06/16
- メディア: 単行本
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じゃあ何故買ったのか、というと実は買ったのは発売当初。2年越しで今更読んだだけ、という…。
ちなみに俺は原作を全く知りません。が、「原作のイメージと違う」といった悪評に関わらずこの作品はつまらん。
何故か、とにかく無駄が多い。宮部さんの作品は読まないので元々こういった作風なのか知らないが、情景描写が緻密すぎて長く、分量を占めすぎ。
500頁超の作品の大半において、延々延々と城内の作りや風景の描写ばかりではさすがにうんざり。
この2/3くらいのページ数なら良かったかも知れないが、やはり紀行文じゃないのだから情景を想像して楽しみたいのではない。
物語を楽しみたかった。これでは趣旨違いとしか…。
中盤に面白く思えた所もあった為その点は評価したいが、全体としては駄作の域。
あと、良し悪しとは関係ないんだけど、『YORDA−霧の城−』だよなぁコレ。イコは脇役としか思えない。