BAMBOO BLADE 3

BAMBOO BLADE(3) (ヤングガンガンコミックス)

BAMBOO BLADE(3) (ヤングガンガンコミックス)


傑作。バンブレはほんと傑作。

  • 部活モノとしての賑やかさ
  • ギャグ漫画としての愉快さ
  • 武道モノとしての真摯さ

これらのベストバランスでのマッチングは、別誌で長編モノとギャグの2本を書いてる土塚さんならではか。
優れた漫画家は優れた原作者にもなり得ることの証だねぇ。
3巻は21話からで、作画のノリも20話をこなしてきただけあって大分いいカンジになってるし、面を被って試合をする“剣道”という難しいお題を上手いこと漫画として成立させてると思う。
ちなみにストーリーは前半で件の練習試合+エキストラマッチが終了、後半はタマキ人生初のバイト−それも接客業(なんて無茶な…)−の話。
EXマッチのカードは見てのお楽しみだが、剣道パートとしてはたぶんこの試合が一番の佳境だったんじゃないかな(笑)。
それにしてもバイトはともかくタマキも初期に比べて随分表情が豊かになったなぁ。
単に作画の問題か部活動を通しての変化か。後者だと思いたい。
尚、今巻の最終話にあたる30話でコジロー先生が起こしたトラブルが元で4巻からは何故か地区大会に参加するそうな。
土塚さんは「主要キャラも出揃って基盤作り終了」と言っているんだけど、5人目どうなるんだろ。
もう替え玉は無理だよなぁ。
そういえば、早い人はもう2巻で気付いたかな。
ドラゴンボールなどにあった背表紙ならぬ裏表紙が1→2→3巻と横に並べると繋がる。
DBみたいな登場人物オールスターではなく、主要キャラがループしてるみたいだけど、登場する度に変化しててちょっと面白い。


しかしどうでもいいけど、キリノはいい子やなぁ。ほんにえぇ子やなー。