夜桜四重奏 1
- 作者: ヤスダスズヒト
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/09/22
- メディア: コミック
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- ヨザカルの“ココにジンときた” :「新しい飼い主に渡してあげるから……」「被れる泥なら被ってやるよ。そのためにおれたちがいるんだろ」(153・156頁)
ヤスダさんの絵が好きなので、書店で見かけて内容も知らずに即買い。
以前、ヤスダさんの四コマ漫画で同じことをして失敗したんだけど、今回は予想を裏切る良作っぷり。
ところは奇怪な事件の起こる桜新町に。
広くは町の平和のため、ひいては町民ひとりひとりの幸せのために奮闘する町長さんがいた。
そんな町長が、仲間である比泉生活相談事務所の面々と時にぶつかり合い、手を取り合って戦う物語
端的に言えば、伝綺アクションもの。
主役の町長さんはなんと16歳の女の子なんだが、得物が何故かラクロスのクロス*1ってのが謎(笑)。
シリアスとコミカルをバランスよく織り交ぜた作品で、裏表紙に「ハートフル」とあるようにイイ話もあり、と。
「絵は巧いが漫画はおもしろくない」って評価を改めるに足る一冊。
あ、そうそう。帯のアレは作中で町長が歌ってる歌の歌詞だったりするわけで。
「なんだ、また流行のツンデレ漫画か」と辟易した人は誤解なので考え直して。
*1:先っちょに網のついたあのスティックのこと