ドロテア〜魔女の鉄鎚〜 3

ドロテア?魔女の鉄鎚 3 (角川コミックス ドラゴンJr.)

ドロテア?魔女の鉄鎚 3 (角川コミックス ドラゴンJr.)

 2巻の感想はこっち
 前回、傭兵団の急先鋒としての危険な役割を依頼されたドロテア。
獅子奮迅のはたらきを続け、遂に大敵と巡り合う。
今まで小悪党みたいな相手しか出てこなかったので、正に「そろそろ出てきても良い頃だよね」というタイミングでの登場てな塩梅。
ストーリー展開もググっと動いてきた印象でいよいよこれからかな。
ちなみに主役ドロテアは掲げる大義と行っていることの現実にまたも直面し、苦悩してる。
あと、ギュルクと悶着したりも。
まあ、どんな理想を掲げた所で結局やってることは戦争だからねぇ。
この辺の掘り下げをもっと深くやってくれると良いんだけど、結構ドロテアの割り切りが早いんで残念。
こういった点も含め総じてテンポが良いと評価することもできるし、展開が早過ぎるとケチをつけることもできるかな。
難しいところではある…。
ついでにもう一つ挙げると、登場人物が軒並み小奇麗すぎるってのも考えようだなぁと思った。
個人的にはCuvieさんの描く凛然とした人物達は好きだけど、もう少しアクやクセのある人間が居た方が良いかも知れない。