喰霊 3

 2巻感想はこっち
対黄泉戦に決着。
黄泉のバックに更なる存在があることを匂わせつつ、新キャラの転入生を巡る騒動が次の展開に、という所で4巻へ。
今回はあれですねー、当初から売りのひとつだったシリアスな中で時折みせるコミカルさが裏目というか“外してる”観が…。
要するに、時々キャラクターがデフォルメされてコメディ調になる例のアレが場面にそぐわない所が出てきたかな、と。
まあでも、さすがにクライマックスに差し掛かってくるとそういうこともないので、一応バランスへの配慮はあるんだと思いますが、それにしたかて危機的な状況・衝撃的なことを告げられた時の剣輔のリアクションがちょっと変。
そして何より、どうも剣輔はキャラクター性が希薄というか捉え所がないというか…あんまり主役してない(笑)。
主役の神楽が居て、“その相手”という役割があって初めて存在として意義がある様な微妙なキャラに成り下がってない?(つД`)
そんなわけで、神楽と剣輔が「主役と主役」ではなく「主役と脇役」みたくなってしまってるのがどうにも勿体ない気がします。
それと、どうでもいいけど剣輔白目むき過ぎ*1
瀬川さんはもっと剣輔に黒目を入れてあげるべきです(笑)。

*1:実際に白目をむいてばっか、というわけでなくそう見えるカットが多いということ