シュヴァリエ 4

シュヴァリエ(4) (マガジンZKC)

シュヴァリエ(4) (マガジンZKC)


4巻は、前巻で幕開けしたポンパドール夫人奪還のための対詩人戦がピークを向かえ、無事決着するまで。
全編戦闘に次ぐ戦闘の構成で、「バトル!バトルバトル!」byザ・だっち という塩梅(謎)。
格闘はデオンに憑依したリアの役割なため、必然的にまたしてもデオンの出番は…。
今回、ロビンはサポートは出来てもやはり詩人との直接的対峙は無理だと言う事、ダグラス卿は案の定“力技バカ”*1だったということがハッキリしました(笑)。
また、本筋の方でも例のローブルが率いる高位の詩人集団がまだまだ居るらしきことも判ります。
位階の低い詩人を退治しても、更に高位の詩人が次々襲いくるという割と判り易い展開になったりするのかな?


ちなみに、この作品は一部史実に則っており、実在の人物も数多いです。
主役のデオンも実在した「女装騎士」なので、こんな本も出版されていたりします。
今で言うスパイ、女装で周囲の目を欺き活動するルイ15世密偵だったみたいっすね。
女装の剣士シュヴァリエ・デオンの生涯

女装の剣士シュヴァリエ・デオンの生涯

原作者の冲方さんは、近世フランスの膨大な資料に埋もれる状態だそうです(笑)。

*1:筋肉バカとも言う