戦線スパイクヒルズ 5
- 作者: 原田宗典,井田ヒロト
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2007/01/25
- メディア: コミック
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- ココにエッ!? :「チサトさんが…死んだよ」(98頁)
青天の霹靂。いや、この一言から始まる38話のタイトルは「曇天」ですが…。
(裏表紙にでかでかと載ってるのでネタバレ扱いしていません)
3・4巻の感想の時に「何かをきっかけに亀裂が入ったらどうなるのか」と書きましたが、入りました、亀裂。
ノブオの“修行”も極めて順調。
万事が上手く進んでいた矢先のチサトの死…。
混乱するノブオと焦燥するスウガク、そして混迷の様相を呈する“計画”。
果てには、ノブオの口からそもそも論まで飛び出る始末。
振り出しはおろか、マイナス地点にまでいってしまったかのような彼らはどうなってしまうのか…。
チサト婆さんが何故亡くなったのか、どの様に死んだのかはさすがに伏せますが、前半3-0でリードしていたのに後半追いつかれたミラン*1ばりの衝撃。
実際こんなことがあるまでは、上達したノブオのスリテクに「マジか!?すげえ」みたいなワクワクする驚きでいっぱいだったのにコレですよ。
青春モノでもあり、クライムサスペンス級のスリルとストーリー展開。
いやー、YGはおもしろい作品持ってますねー。
(創刊当初は「売れないだろ」「どうせすぐ廃刊」と揶揄されており、実際バイト先でも売れてませんでしたが、いまや「ヤング」のつく隔週刊誌でありながら月刊誌を凌ぐ程のクオリティの作品が揃っているかと思います。
恐るべしスクエニ。)