ハンド×レッド 1
ハンド×レッド 1 (IDコミックススペシャル REXコミックス)
- 作者: 倉田英之,星樹
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2007/02/09
- メディア: コミック
- 購入: 3人 クリック: 17回
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- ココにジンときた :姿霞む見返りジム(146頁)
そんな顔するなよ(つД`)
うっひょー名作(言いすぎ?)見っけちゃったーε=\_○ノラッキー
やっぱ倉田さんは原作やるとプロいですね!
この作品は本棚が安住の地になりますなぁ。
共に魔法使いへの道を進む親友、ジムとルカ。
二人は契約により、互いの心臓を分け合った。
しかし、契約の折に親友の裏切りによってジムには呪いがかけられた。
10日の自由と100年の封印を繰り返す呪いを…。
こうして、かつての親友を討ち呪いを解く為の長い戦いが始まった。
非常におもしろい設定です。
10日の間にルカを見つけ出してブッ殺さないと挑戦権は「ハイ、また100年後」。
100年経ちますから、10日の間に関わった人達は当然その間にみんな亡くなり目覚める場所もランダム、故に孤独な戦いを強いられる。
言ってみれば「セーブのできないRPGを制限時間内にクリアしろ」ってのと同じですね。
必然的にショートストーリーの連続になりますが、その各エピソードに設定だけではない良さがあってすばらしー。
また、100年スパン故にジム以外の人間がすべて使い切りという贅沢な仕様による登場人物の豊富さも楽しい。
ちなみに、ジム本人は体が資本のおバカな人物(笑)。
でもって、バカだけど自分勝手になれないお人好しだから貴重な10日間と限られた魔力を他人のために使ってしまって…を繰り返すいなせな奴。
それに何と言っても絵が内容のクオリティについてきてるのが良い。
過去の作品は多くない人みたいだけど、人物の表情は色々描き分けてるし判り易いのに丁寧で細かい描写もされてるし…。
とにかくもう、絵と話トータルでかなりおもしろい作品だと思います。
REXコミックなんてマイナーなところじゃなければ…とか、無粋な考えが浮かぶおもしろさっすね。