GUNSLINGER GIRL 8

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まだまだ引き続き新フラテッロ─ペトラとサンドロ─のお話。
今回はサンドロが公社入りする前など“兄”の方の背景の掘り下げが入念にされてます。
すっかり“2期生”がストーリーの中心になり、1期生はもうすぐ過去のもの扱いされそうな感じが何ともはや…。
あまりにも出番がなかったもんだから、久々登場のジョゼ(5コマだけ)なんて「誰この人?」とか思うくらい髪型などの印象が変わってます。


ちなみに話の方は、上述のサンドロの過去と「条件付けを緩めにしてる」2期生ならではの変化や弊害?が主たるものですね。
後者について具体的にいうと、今までは「条件付けによる忠誠を“好き”って感情と混同していた」義体の彼女達が、ペトラのような2期生では「条件付けによる強制とは別の次元で“愛情”を持つようになった」という話。
それが良いことなのか悪いことなのか、今後仕事に支障をきたすのかそうではないのか、その推移も見守りましょうね?みたいな感じですかね。
てなわけで、パダーニャ云々の政治や犯罪方面の話はとんとご無沙汰のままっす。


ただ巻末の予告から推測する限りでは、9巻はアンジェリカ周りの物語になることが予想されますし、1期生もこのままフェードアウトしてしまうわけではない模様。
1期生は1期生でそれぞれ問題を抱えてますし、なおざりに出来るわけもないですから当たり前かも知れませんが…。
まあ、それでもやはりここ2・3巻は作品の雰囲気が随分変わっていること、1期生の話の進行がスローダウンしたことは事実です。