ぼくらの 4

ぼくらの 4 (IKKI COMIX)

ぼくらの 4 (IKKI COMIX)

  • ココにハラハラ :残っている光は7つ。ぼくらは9人いる。(中略)つまり──(41頁)

──後の42頁は核心部分なのでネタバレ回避。
何にせよ、またしても驚きの新事実が…。


※注
3巻までの内容はネタバレ扱いしておりません。
また、どうやら4巻は既にアニメの進行より先の話に入っているようです。
アニメしか見ていない人はご注意下さい。
(管理人はアニメの方を見ていないので完全無配慮になります。)


持ち越しのチズ編が終了。
結局口先だけのチズ嬢…。
ただ、これはそれだけ姉の存在がチズの中で大きかったことの証左であって、かえってそのことが際立った割と良いエピソードだったと思います。
相変わらず胸がすくっていう感覚とは遠い話ばかりですが…。


さて、このチズの話は前2話だけで、後半3話分は別の子供のエピソード。
とうとう、という表現が最もしっくりくるかな?門司の番です。
半ば司令塔といえる存在だっただけに門司を喪失した残りメンバーが非常に不安になりますが、そんな事よりまずは門司の最後。
結末は5巻引き継ぎですが、門司もまた中学生が背負うには随分とヘヴィなものを背負ってます。
表面上は、2男1女の仲良し幼馴染が年頃になって異性を意識するようになり、変わらぬように振舞ってもじわじわと空気が変質していくっていうありがちな三角関係ストーリー。
でもその実、門司が既に死を間近に約束されてるという事が物事を遥かに複雑にしていて、これが何ともやるせない…。


この話が4巻で終わらず繰り越してるってだけでも、4・5巻は一気に読むのが良いだろうなぁと思いましたねー。
というわけで、区切って読むなら暫定で1〜2巻,3〜5巻って所すね。


尚、冒頭述べたように4巻でもひとつ重大な事実がひとつ判明します。
バレ回避のため詳細はまた5巻で、ということになりますが、判明したことで何かが解る類のものではなく、その事実が加わったことで更なる憶測を呼び事態が複雑化する類のもの、とだけ。
それから、考えてみりゃ当たり前なことでしたが、地球外生命と思われるコエムシは唯一無二の個体ではなく種族のようなもので、表に出てこないだけで他にも同じようなのが居るみたいです。
コエムシが種族名なのか、個体名なのかは不明。
(重要度が低いのでステルスにして記載)