ひぐらしのなく頃に解〜罪滅ぼし編〜2


帯曰く「大反響」の解答編の第2巻。
アニメの放送も来月に控え、今年の夏はまたひぐらしで熱く…いや、寒く?なるのでしょうか。


幸せを取り戻すため、己が手を血で染めるレナ。
リナを既に亡き者とし、残るは鉄平のみ。
そして無事、本懐を遂げるが、それは本当に本懐と呼べる望みだったのか。
この選択は最善であったのか。
きっと、答えは…。



はいはい、てなわけでグログロサスペンスのフルボッコな展開に突入した1巻でしたが、2巻も引き続き血で血を洗う展開となっております。
とはいえ、本筋はそこではないのは周知の通り。
本論は圭一と穢れたレナ、部活の仲間達の話へと進みます。
そして迎えた昭和58年の綿流しの祭り。
そこに前後してレナが知ることとなる「オヤシロさまの祟り」の秘密へと急展開をみせます。


綺麗事で殺人を正当化して良いのか云々という冷めた見方もできますが、前半は熱き友情の物語。
鬼隠し編でのヘッターレっぷりは所詮パラレルさ!と言わんばかりの圭一にも注目。
でもって後半部分、物語の核心たる「祟りの真相」なのですが…。
これについてはネタバレになるから書けません。
ただ、「あぁ、やっぱりその類のものだったのか」と思う反面「えぇぇ、それはないだろぉ」と思わなくもない複雑な感想ですねー。


尚、絵の方は相変わらず…な観は残るもののさすがに2年も書き続けてきただけあり、かなり良くなってきています。
出題・解答と継続して作画を担当してる3者の中で一番駄目だった鈴羅木さんのレベルが上がってきたのは嬉しい限り。


ちなみに解答編は強制的に2巻以内にまとめろって制約はないようで、まだこの物語が終わる気配はありません。
パラレルで繋がる出題編との絡みに関しても、圭一の脳裏にチラっとよぎる形で出てきただけで、まだまだ言及されていませんしね。