エル・カザド 第14話「メイプルリーフ」 第15話「逆らう女」

ようやく見た14話がとても良い回だったので、今更ながらついでに15話も一緒に更新。
この14話、いままでもこれからもサブタイは必ず「○○○女」*1となる決まりを破ってることからして重要かつ力が入ってることが伺える。
まあ、単に全編通して昔の話だから本編とは別の扱いにしただけって可能性もあるけど…。


そんなわけで14話は上述&13話予告の通りエリスの過去編。
ナディと旅を続けている最中に思い出して〜といった形ではなく、最初から最後までひとつの作品として過去の時間軸だけで完結している。
早い話が全然別の回・アニメを13話と15話の間に挟んだかのようなことになってるねぇ。
だから本編の流れさえ追えればいいという場合はすっ飛ばして15話を見ても違和感はない。
ないが、作品を、物語を観る上ではとても大事なものを取り逃す。


展開は至ってシンプルで、博士と暮らしていた頃のエリスの話。
といってもどちらかと言えば博士がメインの話で、エリスをPリヴァ*2の検体として扱いそのように接するか、それとも生活を共にする家族として接するかの葛藤の月日が描かれいてる。
今回はもうとにかくBGMとアニメーションのシンクロニシティスカウター壊れるほどのシンクロ率の高さで鳥肌立ったり背筋にゾクゾクくるものアリ(;´д`)もうどうにでもして
特に挿入歌「Forest」での盛り上げとその次に用意された曲での盛り下げはどんなワンツーですか、五味*3ですか?と(つД`)
ほっっっっんとうに…梶浦さんと真下さんを組ませると恐ろしい(((;゚Д゚)))


つーわけで、物語の展開と場面に合わせられた音楽、そしてラストとシリアスムードで統一された最初から最後までスキのない完璧なものを見た気がしてる。
ちなみにラストは、既知の通り博士が死んで終わるわけだけど、悲劇の締めに不可欠ともいえる「いまわの際」をあえて描かずあの切り方をしたのは賛否あれども個人的には最善だったと思う(*´Д`)


さて、最後にちょこっと15話について。
こっちは14話とのギャップを際立たせるためなのか、シリアスありつつも超・変態で全てが破壊しつくされる話。
(あとブルーアイズとナディが久々の対面を迎えるシーン何故あそこまで無駄にかっこいい感じに仕上がってますか)
この回は特に変態があまりにもすごすぎて、変態から超・変態(蝶の人を越えたと思う)に格上げ。
回を追うごとにアブナイ薬でもキマってるんじゃないか?な感じの増す演技をしているL.A.の声優─宮野さん─がヤヴァい(誉め言葉)。
真下さんもキャスティング決めた時点でここまでのものは期待してなかったんじゃないかっつー程の名演とそれにマッチしたきんめぇ動きは笑うなって方が無理(ノ∀`)
きっと歴史に残る、この変態は…。
宮野真守恐ろしい子

*1:稀に男

*2:プロジェクト・リヴァイアサン

*3:ご存知総合格闘技軽量級最強の日本人