ドージンワーク 4
- 作者: ヒロユキ
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2007/07/27
- メディア: コミック
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- ココがツボ :かねるにまで借金のことを忘れられていたことを知ったソーラ(90頁)
小さな背中が余計に小さく見えて、気の毒だとは思いつつも笑うしか…。
わざとなのか本当に手抜きなのか、もはや判別も難しい「多分半々じゃない?」という微妙なアニメが放送中のドージンワーク最新刊。
この漫画に関してはアニメはアニメの味があるとはいえ、明らかに原作の方がおもしろいのでちょっと勿体ない気がします。
さて、今回は、10部完売すらおぼつかなかったなじみ(とかねる)が無謀にも1000部刷っちゃった話が佳境に入ります。
ストーリーの進展についてはバレを防ぐ意味でも詳細には書きませんが、星はよく頑張ったと思います(笑)。
むしろ頑張りすぎ、よくそこまで…とも思いますねー。
そして、もはや作内唯一の良識人ソーラの気の毒度が半端ないレベルに達しているような気も…。
みんな自分より年上、かねると星に至っては成人だというのに小学生のソーラに気苦労が耐えないってのはどうなのか、と。
もう、笑って耐えるしかない。
ちなみに今回は新キャラの登場はなく、主にストーリー上の進展がメイン。
というよりも、あとがきで作者自身が言っているように相当の変化があります。
とりわけ問題なのは「なじみが巧くなったこと」ですかね。
つゆりも言っていますが「なじみが巧くなっちゃったらおしまい」だろと思うわけで、これは非常に由々しき事態なわけですが、今回は一応オチがついたのでひとまずゴールは回避。
とはいえ、これもやはりあとがきで「あと○巻で終わる予定」と既に連載終了が視野にあるようなので、時間の問題ではありそう。
「なじみが普通に絵を描け、同人活動がある程度形になってやっていけるようになったら終わり」な作品だと思いますから、今回最後になじみがとある暴挙に出たのはその予兆かな、と。
あと、なじみ以前に作者のヒロユキさん自信の作画力の向上が顕著っすね。
まあでも先の話はともかくとして、この4巻に関してはこれまでの中でもかなりのおもしろさなのでオススメ。
尚、巻末には本編がなじみメイン一点張りだったこともあり、つゆりとかねるそれぞれの日常を描いた番外編的なショートストーリーが1本ずつ載っています。