かんなぎ 3
- 作者: 武梨えり
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2007/08/09
- メディア: コミック
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- ココがハートフル :「仁は仁だよ。だから安心して笑ったり泣いたりしていいんだよ」(47頁)
なんと優しい言葉・温かい笑顔…感動した!
迷走する心が、私達を弄ぶ。(帯より)
多分、読者も弄ばれる…。
今回は結構重要な話の変転がある巻ですねー。
それと言うのも、いままで成り行きで当然のことのように受け入れていた「ナギ=神様である」ことに仁が疑問を覚えたことがきっかけ。
よくよく考えてみればそうだという証があるわけでもなく、状況証拠のようなものしかない。
そして肝心の当人を問い詰めてみたら返ってくるのは要領を得ない返事のみ。
そりゃあ仁も不思議に思わないわけがなく、その辺りから話がこじれ、終いにはナギ自身も自分のことがよく分からなくなり…。
といった話になります。
そしてこのごたごたを契機にお互いがお互いを意識するようになって…おぉっと、これは定番のラブコメ展開かな?といった塩梅。
内容がこれなため自然とストーリーのシリアスな展開が多めですが、コメディ色の強い武梨さんが意外とシリアス描けることは1巻で証明済み。
違和感なく良い感じにまとまってます。
また、この状況でもきちんとツボを押さえて楽しませることは忘れられていないからナイス。
巻の前半は普段通りコメディしてますし、幕間として番外編的に美術部連中+つぐみでのカラオケ大会のようなものも入ってます。
ちなみに、貴子がキモイです(笑)。
尚、今回はざんげは出番少な目、ナギがメインでつぐみも脇で良い活躍をしてます。
つぐみは本当に良い子ですねぇ。
こんな子居たら「嫁に来ないか?」って思いますよ。
その他、つぐみにとっての仁がどういったもので、どう思っているのかも書かれています。
曰く、小さい頃から一緒で・・・・・・そんな対象になるわけないじゃない・・・!なんでみんなそういう目で見るのよう・・・」とのこと。
まあ、弟みたいなもんだそうで(一応バレ避け)。
ちなみに最後にベタベタな勘違い修羅場フラグをぶったてて終わっている続きの4巻発売は来年初頭だそうです。