マテリアルパズル 2


100年前に犯した罪の代償として不死の力を“背負わされた”三人、アクア・ティトォ・プリセラ。
1つの体に3つの魂を宿し、長き時を生かされてきた。
そして、100年の間歩みを進めることのなかった彼らの運命がいま再び動き出す。



てなわけで2巻です。
ミカゼの村の騒動もあっさり解決したのでティトォ達はまた絶壁の上に篭るため帰路につこうとしますが、そうは問屋が卸さない。
とうとう件の2人組に遭遇してしまい、窮地→バトルの展開に。


この戦闘がまた面白いですね。
少年漫画なので若干説明口調くさい点はあるものの、能力バトルとしての錬度は高いのではないかと。
というのも、力の絶対値よりは使い方・相性などの戦略的な面を重視して展開されているから。
魔法が一番という世界観のため、必然的に魔法使いvs魔法使いになるのだと思いますが、この魔法が容易に習得できるようなものではなく、持っている力はそうそう変わりはしない模様。
また、魔法というものがそれだけの代物なだけに魔法が使える者も限られている、と。
(1巻では10人居るか居ないか、という話でした)
全体の構図と範囲があらかじめ限定されているのはパワーインフレを招きにくくて良いことだと思います。


ひとまずは再びの隠居を諦め昔の約束を果たすためにティトォは魔法王国へ向う、というのが今後の展開。
段々盛り上がってきてます。