しおんの王 第1局*1「しおんの道」

本格派サスペンス&将棋漫画、しおんの王も晴れてアニメ化。
幼くして両親を殺害された少女が棋士に引き取られ養女となり、自らも棋士となり将棋に生きる物語。
そして、両親の殺害現場の唯一とも言える遺留品もまた将棋の盤と駒であった…。


原作からしてシリアスな作品ですが、アニメはより一層そういった趣が感じられました。
恐らくアニメは漫画ではそこそこある「くすりとくるコミカルな場面」を控え目に、サスペンスの緊張感を重視した作りを意識しているんだと思います。
暇潰しに流し見するタイプとは正反対でじっくり観るタイプのアニメな仕上がりです(`・ω・´)


以下、原作読者視点での雑感。
上述したサスペンスっぽい緊張感もあって、全体として重厚な雰囲気が漂ってました。
うん、こういう『しおん』もアリだと思います。
作画というか原画に関してはまあ、ぼちぼち、ということで。
ちょっとしおんの目がデカすぎて気味悪いかな?という気も・・・(;´д`)
声の方はどの人物も軒並み違和感がなく、稀に見るマッチング。
ただ、肝心のしおんに川澄さんはねぇなぁとは思いましたが(ノД`)
あぁ…言っちゃった。
声に関してはできるだけ不平を言わない自分ルールを逸脱。
誰にともなく、ごめんなさい。
音楽はかなり良いですね(*´ω`)
対局の緊迫感を煽るBGMの支援がかなり効いてたと思います。
やはり“音”は漫画にはないアニメだけの何よりの強みですよね。


ストーリーの進行は原作通りではなく、結構な手が加えられてます。
たとえば今週の最後で早速しおんが怪しい人物と接触してますが、あれは本来もうちょい後。
また、シーンの大幅カットもある反面、原作にはないシーンがちょいちょい足されてもいました。
ちなみに神園九段は原作でも荒っぽい人ではありますけどいきなり歩をひん剥いたりするほど乱暴な人ではないです。
神園先生の名誉のために言っておきますが(笑)。
てゆーか中の人フリーザ様かよ!。・゚・(ノ∀`)σ・゚・。
(´-`).。oO神園九段といえば、OPの顔怖かったなぁ。あれはまさに原作通りだった。


でもって、OPはなかなか良い感じで、EDは普通って印象。
これから年末にかけてCL*1が本格してくること。
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近年のフジはその試合を土日に録画放送する傾向があること。
これによる弊害がどれだけ出るのか気になりますが、期待のできるアニメ化がされてると思いましたYO(´∀`)