狼と香辛料 第三幕「狼と商才」


はい、とゆーわけで百聞は一見に如かず。
今週を見れば『狼と香辛料』がどういった類の作品なのかお分かり頂けたのでは?という回でした。
大雑把に平たくして言えばテーマは経済学、ということになるかと思います。


そんなわけで今週は知的好奇心をそそられた人も多かったんじゃないでしょうか。
この手の楽しみはアニメではそうそう感じ得ないジャンルなだけに貴重な作品とも言えます(*´Д`)
まあ、それだけに裏を返せば、この方向性に面白みを覚えないor苦手な分野なのでちょっと理解が追いつかない人には極めて退屈なアニメとなりかねないのですが。


さて、そういった3話ですが、あらすじはというと…。
先日、駆け出し商人のゼーレンからもたらされた噂(ある貨幣の価値が上がるという話)の裏を取るロレンスだが、確証は得られず。
さりとて得をする可能性があり、損をすることがなければ乗らない手はないだろうと考え、結局話に乗ることに。
そうしてゼーレンから引き出したより詳細な情報(ある貨幣とは、フィリング銀貨)を元に、再度裏付けを取りに旧知の両替商を訪ねるロレンス。
しかしそこでも確かな話は得られず…と思いきや、ここでホロが狼ならではの感覚を活かしてひとつの確証を手にする。
それは、ゼーレンの話とは裏腹にフィリング銀貨に貨幣価値下落の兆しがあるというものだった。
では、ゼーレンがこの偽情報を流したのは意図あっての事だったのか。
そして仮に意図的に偽情報を流しているのだとしたら、そんなことをして奴に何の得があるのか。
そこへ考えを巡らしロレンスが得た結論とは…。

長めになりましたが、大体以上が今週の話。
(結論とは!の先は来週のお楽しみ)
騙されてもそこでハイ終了\(^o^)/とはならず、騙された事にいち早く気付けたのなら逆にそれを逆手に儲けに繋げてしまおうという商人のしぶとさが判る展開ですね。


尚、あらすじでは書きませんでしたが、この流れの間にホロが賢狼と自負するだけのことはある冴えを見せます。
まあ、一箇所冴えとか賢いとか以前に歴然とした詐欺行為をはたらいている所がありましたが(ノ∀`)たはー
んでもってロレンスは、見た目は自分より若く、そして商人としての経験など自分の足元にも及ばないホロの方がよっぽど商談などを巧みにこなすことに思うところがある模様。
なけなしのプライドがぁぁぁってやつですね(笑)。


とまあ、そんな感じで今週でようやく作品の根幹を知ることが出来たのではないでしょうか。
ちなみに展開そのものは原作通りですが、やはり細かな部分(というか幹以外の枝葉は全部?)は結構バッサリいかれてます。
アニメを機に少しでも興味をもたれた方は小説の方も読んでみて下さい。