ひだまりスケッチ 3

ひだまりスケッチ (3) (まんがタイムKRコミックス)

ひだまりスケッチ (3) (まんがタイムKRコミックス)

アニメ化で知名度が急上昇し突如人気に火がついた観のある作品。
とはいえ、元から知る人ぞ知る評価の高い作品ではありましたから勢いに乗じた一発屋でもなく。
春からはアニメの2期も始まるそうですし、漫画の方もまだまだ頑張って頂かないと。


と、前置いての最新刊。
もう今更何をどうこう言うものでもなし。
変わらないいつもの調子でいつものひだまりスケッチです。
もはや磐石。


また、登場人物が増えることがないのもこの作品に関してはとても良い方向に作用しています。
というか、むしろ増えたら味が損なわれる気さえするんですよね。
ひだまり壮の4人と時々吉野屋先生というのが完成系でしょうか。
無論他にも人物は登場し、名前がある人も結構居ますけど。
ちなみに今回はその「その他」に含まれるであろう大家さんの出番なし(あとがきの一文が空しくこだまする)。
大家さん好きなのに…。


決して大笑いするようなギャグ性が追及された作品ではないけれど、くすりとくる面白さと正に『ひだまり』ならではのあったかい雰囲気はやはり良いものです。
折りしも今月数年ぶりに新刊が出る『トリコロ』にも共通する点が多いので、あっちの読者だけどこっちの読者ではないという人は是非手に取ってみて下さい。


それはそうと今回は沙英が…。
アレはそういう風に解釈してはいけないんだろうけど、ちょっと過剰に百合っぽすぎてどうしても疑惑が頭をもたげてしまいます。
おまえどんだけヒロのこと(友人として?)好きなんだよ(笑)。