オニナギ 2

オニナギ (2) (まんがタイムKRコミックス)

オニナギ (2) (まんがタイムKRコミックス)

七巫を狙って動き出すオニたち。
時を同じくして、七巫が力を受け継いでいるという「金環姫」への忠誠に従い彼女を守護するために現れた三人の傀儡。
そして、智尊・和人の神器省の二人。
智尊が単純に七巫の味方とは言い切れない以上、三つ巴とも言って良いこの状況が今後の行方をどう左右するのか。



とゆーわけで2巻です。
智尊は以前として神器省に七巫の件についての報告はしていません。
が、あれだけの特殊事例。
いつまでも隠し通せるものでもなく、智尊の任地には何かあるらしいと上の方々も勘付き始めた模様。
とはいえ今回は勘付いただけでおしまい。
それを発端に何かが起こることはありませんでした。


今回のメイン展開は件の傀儡三人が抱く金環姫への忠誠の意味合いの違いから生じる騒動。
そして前回のような先走ったアホによる単独でのオニの攻勢ではなく、組織立って動きだしてきた連中と七巫・智尊らの対峙ですね。


前者に関しては意外な展開のようでありながら、でもどことなく「あぁ、やっぱり」という印象のストーリー展開に発展します。
この作品の登場人物は比較的外見がキャラクターの性格に直結し易い=ビジュアル見たまんまの性格をしている感じ。
分かりやすいと言うべきか、単純だなぁと言うべきか…。


後者は巻の終盤に始まったことなので決着は次巻持ち越しとなっています。
形としては四人ずついる七巫らと相手のオニ達がそれぞれ一対一の局面へ持ち込む図式。
ということは必然的に七巫も自分でオニを何とかしないといけないわけですが、何やらまた新しい力…というか人格が。
名が体を現すの言葉とおり、七巫は7つの力を有しているという設定が透けて見えてきました。


その他、今後の波乱要因になりそうな新キャラが登場。
智尊にもまだまだ明らかになっていない秘密を匂わせる場面があるなど、結構盛りだくさんになっています。