かんなぎ 第十一幕「でも、あやふや」


幕間のお遊びカラオケ回が終わって本編復帰の第11話。
ふとした疑問からついて出た仁の質問にハッキリと答えられないナギ。
あれこれ詮索するなと以前にも言ったろう、とへそを曲げるが、ここで初めて自分自身も自分のことを良くわかっていなかったことを自覚する。
そしてざんげの父、怜悧からもナギの神格性に疑問が呈され・・・。



というわけですが、今週は本編にしては珍しくオリジナルが多めにあり、結構手が加えられた感じ。
内容的には程よく本編を補完していてなかなか悪くない。
最たる部分は序盤の家での会話シーン。
漫画ではその後の仁がトイレから落下する所がこの話の始まりであるため、ここは丸々アニメの書き下ろし。
前後の話のつながりが原作よりもスムーズになったように思える。


もうひとつに、仁がナギとの口論の最後に「理由ぐらい教えろ。わからないなら考えろ。」と啖呵を切りましたが、この言葉も原作にはない。
(なので、その後のナギの反応が若干異なる)
そういえば最初の頃、1話か2話辺りでも同じように仁がキレる場面が追加されましたねー。
アニメの仁はキレやすい子(つД`)


それから怜悧との会話内容も大分言葉が継ぎ足されて丁寧で長いものに変わっていました。
最後の方でナギが物思いから我に返るところにも若干の追加が。
更に図書の貸し出し記録が落ちるシーンもオリジナル。
漫画ではナギも同じ本を閲覧したという事実はないので、アニメはこれを起点にどう弄ってくるのか気になる。


その他は紫乃先輩のモテ期解説が紙芝居つきにグレードアップしていたり、その直後の貴子の状況説明がゲーム画面風になっていたりなど、ちょっとした演出がいくつか。


相違点をだらだら書いてたら長くなりましたが、そういったわけで段々最終回に向けての準備が見られ始めた今週でした。
こうしてみると1クールだとやっぱ短いっすねぇ(´・ω・`)
まあ、人気はあるようなので2期とか分割2クールとかの形で来年もありそうですが。
来週はもちろんこの話の続き。
丁度来週で3巻が終わるくらいかな。