かんなぎ 第十二幕「ほんとうにエフェメラル」


次で最終回となるアニメ。
原作にキリの良いポイントがないにせよ二期をやるにせよ、一度は最終回としての形を作って終わらせないといけないテレビの宿命。
必然的にオリジナル脚本でまとめにかかる事に。
というわけで、12話これまでとは打って変わってかなりオリジナルの要素や展開を含んでいました。


まず先に全体的な感想から。
なんか・・・重いし暗くね?
空気がとっても重苦しいです、ハァハァ。
原作でもここは普段と打って変わってシリアスな展開となる場面ではありますが、アニメは輪をかけてシリアス。
最終回の13話でどかんと憂さを晴らすために、あえて沈められるとこまで沈めてる感じがする。


オリジナルに関しては今週はてんこもりだったので箇条書きにて。

  • 職員室退室後に大鉄と会話
  • 上森さん訪問とざんげの格闘目撃の順序が逆

立木さんの上森がハマり役すぎてておもろい。原作からイメージされる喋り方はまさにあんな感じ。
逆に婆さんはやりすぎだと思う(ノ∀`)

  • ざんげに絡んできたチンピラの外見が違う 何となくしょぼくなって格下げされた感じ

ってななしのおじさんの配役が!?なんという大御所の無駄づかい。(ノ∀`)゚。

  • ざんげが仁に色々話してくれるが、漫画以上に色々と語ってくれる

所々目の色が変わって変な感じになるのは原作からの仕様。
真相は原作でもまだ解らないのですが、ナギ共々二人は神格性について追求されると何故かあの状態になって決まったことしか喋ってくれなくなるような印象がありますね。

  • その後の帰宅中に考え事をするが、ここは逆に漫画に比べて省略気味
  • 捨てられた制服を発見してから夜が明けるまでのシーンが追加
  • 登校してから先はもう過半くらいがオリジナル

以上です。


終盤はほとんどオリジナルの展開になっていましたが、ナギを捜して自転車で走り回ったりなど、原作と同じ展開も残っています。
また、最後の昇降口のシーンと仁の科白「もう戻らないかも知れない」も原作にあるもの(つぐみの言葉が大分違うが)。
流れ的にも原作のこの直後の話につながる部分も多いため、来週も全部がオリジナルということにはならず、ある程度原作を汲む展開になりそう。
サブタイも漫画と同じですしね。
てゆーかそうならないとつぐみの見せ場が・・・(つД`)
来週「さすがつぐみ、えぇ子や」と思わせるようなこと言ってくれるはず!


尚、今週で終わると思った3巻がまだ終わっていないので、丁度3巻が終わるくらいの所で一期は終わるものと思われます。