PandoraHearts 7
Pandora Hearts 7 (Gファンタジーコミックス)
- 作者: 望月淳
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2008/12/27
- メディア: コミック
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年に3冊も出ていることになりますから月刊誌連載でこのペースはかなり早いと思います。
そして今度はいよいよアニメ化。
ついにお鉢が回ってきちゃったかー。
オズの体を借りて現れ、ついに口を開いたジャック・ベザリウス。
100年前の惨劇──サブリエの悲劇を知る彼から真実の一端が告げられる。
そして更なる情報を得るためにも四大公爵家がひとつ、バルマ家当主との謁見を果たすのだが・・・。
末永く出番のありそうな新キャラが加わった前回からの続き。
その新キャラのひとり──エリオットから自己犠牲的な生き方を改めるきっかけをもらったオズですが、今度はまた別のことで凹んでいた(笑)。
が、そこでもやはり口汚くも檄を飛ばしてくれるのはエリオット。
口は悪いが中身は良いやつ。
一方、色々な人との出会いを経て変わり始めたオズを見て心揺らぐ自分を自覚したギルが・・・。
オズはひとつハードルを越えた感じがします。
次はギルですかねー。
その後の展開は先の通りバルマ公との謁見から始まり、底知れない道化であるブレイクに秘められた過去が紐解かれる話に入ります。
更にはこれまで名前が話に上ることはあっても姿が見られることのなかった“アヴィスの意志”がついに登場。
一見してアリスとそっくり、というか同一人物なのだが・・・。
といった塩梅の7巻でした。
オズがうじうじしたりギルが悩んだりと、兎角暗い方向に行きがちですが、相変わらずそこへギャグ調の場面を入れることで巧くバランスが取られていて良いですね。
今回は暴走するシャロンとそのシャロンにいじられるアリスがギャグパートの見所でしょうか。
そしてアリスは何だかどんどん可愛くなっていく。
さて、アニメ化です。
最近は兎に角アニメ化して売る流れがありますから避けられ得ぬことですかね。
問題はこの話をどうやってどこでどう終わらせるのか・・・。
キャラデザはかなり原作に近くて良い。
キャスティングはまだ公表されてないようなので何とも言えませんが、音楽は久しぶりの梶浦サウンド!
昨年は空の境界に携わっていたこともあってTVアニメの作曲はゼロ。
実に07年のエルカザド以来の地上波担当ということになるわけで、期待が高まる。
あとは脚本が良ければ・・・。
監督と脚本が良いといいなぁ。