鋼殻のレギオス〜MISSING MAIL〜 3
鋼殻のレギオスMISSING MAIL3 (角川コミックス ドラゴンJr. 123-3)
- 作者: 清瀬のどか
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2009/01/07
- メディア: コミック
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放送開始に時期を合わせるようにコミカライズの三作目がリリースされ、現状三作品が連載されているが、これはその中でも最初期にスタート。
そのため頭ひとつ抜け出て第3巻。
汚染獣の群れに襲撃され窮地に陥ったツェルニ。
それでも剣を手に取ろうとしなかったレイフォンだったが、リーリンの手紙が彼の背中を押した。
都市を守るため再び力を振るうことを決意したレイフォン。
だが、その力を遺憾なく発揮するにはフェリの協力が不可欠で・・・。
という前回の続きから始まる都市防衛戦が前半のメイン。
しかし武芸都市と言われるグレンダンで12本の指に入っていたくらいだから然るべき事とはいえレイフォンが凄すぎる。
次元が違うというか、それこそチートですか?って領域ですね。
ここまでの力があることを一度見せられてしまうと今後の展開が難しそう。
そして後半ですが、何だか女性陣の間でレイフォン争奪戦が勃発したような気がしてならないおかしな展開になってます。
フェリもフェリで安いツンデレぶりを見せ始めるのですが、如何せん当人はああいう人なので自覚がない。
その上レイフォンも主人公の必須スキル“鈍感”を有しているから噛み合わない(笑)。
原作もこんな展開なのかとふと疑問に思ったのですが、聞く話ではこの作品はフェリ中心に再構成されているらしいですね。
この辺は原作にはないストーリー展開なのかも知れません。
だってあれ?ニーナ先輩、もしかして・・・みたいなことになってるし。
まっさかー、ニーナ先輩までそれはないだろう。ハーレムラブコメになっちゃうし。
と思うわけですが、あり得なくもない雰囲気なのが洒落にならない。
いいのか?いいのかそういう路線で!MISSING MAIL!
というわけで、段々戦いよりもラブコメがメインな感じがしてきた3巻でした。
でもまあ、面白いから良い。
アクションを描くのが得意とは思えない作者でもありますし、無理に苦手な舞台で勝負することもないでしょうし。
4巻はついに待望のあの人登場で益々混沌模様が色濃くなりそうなレイフォン争奪戦に注目。