ぼくらの 10
- 作者: 鬼頭莫宏
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/01/30
- メディア: コミック
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- 今回の名場面
「オレがやる。」(190〜191頁)
短い一言ですが、ここにどれだけの想いが入り混じってることか・・・。
見た目があの人形なので表情というものがないので推し量ることもできませんが。
ウシロが契約し、マチがコエムシの妹・・・別の平行世界からきた人だと知れる。
そうした中、残すところ2回と大詰めに差し掛かってきた戦いを前にウシロとマチは慰問の旅に出る。
というわけで完結も近いと思われる第10巻です。
今回は冒頭書いたようにウシロとマチがこれまで戦った仲間の遺族らを訪問する話。
ジアースでの戦闘はなし。
しかしわずか12〜13歳の子供が慰問のために遺族に会って回るってどれだけのことか・・・。
所詮は作られた登場人物ですから子供だろうが何だろうが書き手がそれをさせてしまえば簡単に実現することとはいえ、そもそもそんな発想が出てくることが凄い。
行く先々での話には目頭が熱くなることも避けられなかったです。
尚、残り2戦というところまできておきながらこの巻の終盤ではとんでもないアクシデントが起きています。
まだまだ予断が許されない展開が待っていそうです。