鋼殻のレギオス 第7話「複合錬金鋼、復元」


レイフォンの圧倒的な力を前にやはり心に暗い影を落としていたニーナ。
日々の生活に夜間の訓練までも日課に加え、ただひたすらがむしゃらに体を苛め抜くが・・・。
一方、幼生体の群れの脅威が去ったことでの平穏も束の間。
レイフォンをして「一人では退けられない」と言わしめる老性体との接触の危機にさらされるツェルニ。
調査の結果幸いにも相手は蛹の状態にあると判り、彼のために準備されたダイトを片手にレイフォンは単身老性体の元へと行ったのだが・・・。



いえー今週はニーナさんの回だぜーヒャッホー。
ほぼ全裸だぜーうっひょー(゚∀゚)
・・・コホン。
まあ、ニーナ中心の話だったというのは本当。
武芸者としての力量はともかく、心構えなど精神的には今回のことで大きく成長できたはず。
隊を預かる者が一番強くなければならない決まりはありませんが、隊を預かる者が一番冷静でなければならない決まりはある。
隊長は本来一番落ち着いてて大人でなければならないのに、ニーナの場合は逆に変なところで熱くなる子供みたいな所がありましたからねー。
だが、そこがいい!
いや、この場合は良くないから直さないとって話なんですが、
僕は、それがいい!


ストーリーの方は相変わらず何かもう色々省いてて説明不足。
でも展開そのものはテンプレみたいにストレートであるものの悪くはない感じ。
今までのことを思えば今回はかなり良かった。
ちなみに一番説明が必要なのに足りてなかったと思われる点は、ツェルニの進路かな。
今回途中で汚染獣に気づいてツェルニが進路を変えますが、それができるんなら最初からそうしておけばレイフォン行く必要なんかなかったんじゃないか、と不可解に思った人も多いはず。


今回の展開にはこういう背景がありました。

  • レギオスは人がプログラムで移動させているわけではなく、都市自身が意思を持って動いてます。
  • ツェルニの場合はあの幼女みたいなのということになりますが、彼女が汚染獣に気付かないと都市内の誰かが気付いても都市はそのまま突っ込んでいきます。
  • 今回の老性体はさなぎとなり仮死状態だったため、ツェルニはこれを察知できず、先に気付いたロスらによってレイフォンに退治の指令が下りました。
  • そしてレイフォンが近くまで行ったところ、餌が来るのを待っていた汚染獣が目を覚まします。
  • そうなったことでようやく汚染獣の存在に気付いたツェルニは慌てて進路を変えた、とそういう流れ。

まあ要するに相手が伏兵状態だったのでツェルニは気付かず進軍し続けていた、と。
軍隊なら斥候が索敵の結果伏兵に気付いた場合、それを大将に伝えて進路を変えれば良いだけですが、レギオスの場合大将(都市)に一兵(人間)がそれを伝える術がないので、先に気付いた兵隊達で何とかするしかないわけですね。
そういう意味では、そんな相手と頻繁にコミュニケーションが取れてるニーナはかなり特殊だったりします。


こうしてみると、本当いい加減で投げっぱなしなアニメだなぁ(笑)。
来週はなんか17小隊というかレイフォンにいちゃもんつけて来る別の小隊との合同任務の話だそうです。
ようやく他の小隊にも顔キャラが登場かな。