咲-Saki- 第15局「魔物」


快調にとばす和、追いすがる透華。
そこに割って入った伏兵、モモ。
ステルスという完全無欠の特殊技能を武器に独走体制を築くかと思いきや・・・。

そして勝負は最後の大将戦へと引き継がれた第15話。
ついでに1週タイミングがずれてるけど今週から新OP&ED


モモのトンデモ能力と鶴賀のハイパー百合色状態で支配された前回。
さしもの和もこれが相手ではどうにもならないかと言うとそんなことはなく、得意の「そんなオカルトありえません」で一蹴。
結局終わってみれば透華が噛ませとなり、和とモモが活躍した副将戦でした。
こうしてみると前年優勝校の龍門淵は全体的に噛ませ役に甘んじているなぁ。
風越?まあ、そのうちいい事あるよ、多分。
・・・いや、大将があれだからないかも、多分。


しかしあれですね、鶴賀は試合終了後も揺ぎ無いっすね。
しかもかじゅが気になる発言を残しているし・・・。
「ここではやめろぉ」
ここではってどういうことなの!?
ここではないところではアリで、日常的にやっちゃってるの!?そうなの!?
トンデモナイヤツラダゼ。


さて、話は変わって大将戦。
予選で出番をスルーされた咲のターンがようやく始まります。
もうだれが主人公だかわからないよ、このアニメ。
が、一度始まるとそこはやっぱり主人公。
カン(・∀・)ツモ(゚∀゚)リンシャンカイホー
カン(・∀・)ツモ(゚∀゚)リンシャンカイホー
クソゲー状態ハジマタ(笑)。マジ腹痛い。
あり得ないです。さすがすぎます。
何があり得ないって「カンすれば・・・」とあがりを確信しているのが尋常じゃない。
普通なら積み込みを疑うレベル。
でもそうじゃない、と。
そしてこのクラスの怪物がまだ居る、と・・・。
だってオーラか何かで勝手に会場入り口の扉開いてましたもん、どう考えても普通じゃあない。
それにこの可愛さからして普通じゃない。
異常な連中に囲まれた凡人が泣かされる光景が目に浮かぶようです。


しかしかじゅは、咲の三連続リンシャンカイホーをまさかのチャンカンで阻止。
特殊能力はなさそうですが、非凡な面を見せてますね。
となると、池田・・・。


そして来週は衣がヴェールを脱ぎ、ついに牙をむくようです。
果たして彼女の“チカラ”とは。


それから冒頭の通り今週から新OPとEDです。
OPはなんだか歌が何を歌ってるのかよく分からない。
前の方が良かったような気も。
そしてEDは間違った方向に加速しすぎた結果がこれだよ!(笑)的な。
曲は以前にも増して電波ソング
映像はやりすぎってレベルのカットがちらほら。
いや、アリだとは思います。
思いますが、やりすぎちゃった観も・・・。
デフォルメキャラがわいわいしているのが引き継がれていたのは良かったですが、こっちもやっぱり前の方が好きだったかな。
面白さとネタ度的には新EDに軍配があがるんですけどね。


尚、今週はエンドクレジットでGONZOの位置づけに変化が・・・。
以前はアニメーション制作:GONZOでしたが、今回はその位置にはピクチャーマジックの文字。
GONZOは制作協力:GONZOとしてクレジット入り。
今月には上場廃止も決まり、経営危機による倒産の噂も絶えないだけに裏で色々あったのかと勘ぐらざるを得ません。
表向きが変わっただけで現場は何も変わってないといいんですけどねぇ。




今週の余談。初心者扱いされていた咲の1回目のリンシャンカイホー(嶺上開花)について。
それとチャンカン
まず咲のリンシャンですが、カンする前がこの形です。

ここからを切って、次の形にします。

この形にするとリーチが必要ですが、のどれでもあがれるようになります。
それがカンするとでしかあがれない(しかもリーチが必要なのは変わらず)。
普通じゃあり得ない選択、という事で初心者だとかろくな打ち手じゃないといった評価になります。


次にチャンカン
下手な役満よりレアと考えられる珍しい役です。
まずもってかじゅがやったように狙って成立する役ではなく、偶然運良くあがれることが・・・それもごく稀にあるくらい。
あまりにも使い道のない役なので麻雀はできるのに条件を知らない人も珍しくないほど。
条件は「ポンした後の牌に追加してカンの形とする“加槓”が行われた時にそれが自分の上がり(待ち)牌であること」です。
捨て牌以外からロンできる唯一の役で、役が1個つきます(1翻)。
国士無双に限り加槓以外でもOKとするルールもあります。)
ちなみに漢字表記は槍槓。
日本語の横槍を思わせる字面ですが、槍の文字が入っているからかじゅの演出もああいったものになったんでしょうね。