青の祓魔師 1

青の祓魔師 1 (ジャンプコミックス)

青の祓魔師 1 (ジャンプコミックス)

いま注目の期待作ということで、おもしろいと薦められまず1巻を買ってみた本作。
うん、確かにこれは面白い。
実に良い塩梅に少年漫画しています。
また楽しみな作品がひとつ増えました。


さて、というわけでじわじわと人気が出てきているらしい『青の祓魔師』第1巻です。
始まりはいたって単純で、とても入りやすく分かりやすい作り。
主人公は15歳の少年。
素行はあまり良くないもののこれまでそれなりに普通に暮らしてきた。
が、ある日境に悪魔が見えるようになり、運命が大きく動き出す、というお話。


世界観は現代的ですが、どこか少し現実とは雰囲気の異なるファンタジー風味。
虚無界なる向こうの世界があり、そちらに住まう魔神が彼の実の父親。
上述のある日を向えたことで、ついに魔神が彼を迎えにくるのですが、こちらの世界に顕現するには依り代としての体が必要。
そして、強力な魔神の顕現に堪え得るだけの肉体を持つのは、世界最強のエクソシストとされる主人公の“育ての親”。
実の父の出現によって育ての親が犠牲となり、彼は親父殺しを決意。
悪魔の子供でありながらエクソシストとなるべく門を叩く!


とまあこんなところです。
冒頭書いた通り内容も人物も少年漫画の趣が色濃く出ています。
が、連載が月刊誌ということもあり、週刊のそれと比しても作りの丁寧さがうかがえ、とても面白い。


唯一の不満といえば、装丁が青年コミックに多いB6判ではなく、少年コミック同様小B6判な点でしょうか。
縦の長さには大した違いはないのですが、実はこの両者、横は16mmも違ったりします。
ページ左右あわせると32mmにもなり、表現上どうしても窮屈さを伴います。
てゆーか読む時に小さすぎて持ちにくいのが個人的に好きじゃないです(笑)。
つまるところ、作品の中身にはこれといって不満なし。
明日、すぐにでも2巻を買ってこようと思います。


尚、カバー下にはオマケの漫画も収録されていました。