マテリアル・パズル〜ゼロクロイツ〜 3

ポッカ島を離れ、クロイツの使い手としてマジェンガに向かったベルジ。
道中、船がロボットの襲撃を受けるが、再びベルジがクロイツとなりこれを退ける。
そうしてようやく辿り着いたマジェンガでは、驚くことにミト様自らがお出迎え。
どうやら彼女にはベルジに対し、並々ならぬ期待と不安があるようで・・・。

大きな流れも明らかとなる第二のスタート地点、第3巻。


さて、3巻です。
個人的には今回を今後も買い続けるか否かのジャッジポイントに定めていたりもした巻です。
というのも、どうにも2巻が少年漫画にありがちな過剰に説明的すぎるきらいがあり、1巻に反していまいち面白いと思えなかったため。
しかしどうやらそれも杞憂だったようです。
今回は素直に面白いと思えるだけの内容でした。


とりわけミトに関しては参りましたと言わざるを得ず・・・。
ON/OFFのギャップ、ベルジへの好意的な態度、ロリ。
何もかもがいっそ露骨なまでにホイホイ設定なキャラクターだったことが判明したわけですが、「罠だと判ってても飛び込みたくなる」そんな具合に魅力的な人物でした。
完敗です。


また、上述の通り今後の展開に関して大きな道筋も見えてきました。
何百何千体といるロボットをはしからはしから倒していっても対症療法にしかならず、その場しのぎにすぎない。
そのためにもすべてのロボットを統べる上位のロボット7体を討伐すること。
これが最終的な目標ということが判明。


と同時に、うち2体は既にとあるクロイツ使いが撃破済み。
ただし、その命と引き換えにして・・・。
これを繰り返さぬためにも、いくら秘めた才能がすばらしいものといえどベルジは即戦力とはせず、彼には他のクロイツ使い候補生と共に基礎の基礎から鍛錬をさせること。
これももうひとつの方針として定められました。
ですので、他の候補生とは違い、既にクロイツを起動させられることも判っており、実際に起動させたことも一度ならず二度あるベルジですが、今後はイレギュラーはあるにせよ基本的にロボットと戦うよりも養成学校のようなところでの修行がメインとなるようです。
ベタというより王道的な展開というべきでしょうか、きちんと段階を踏んでいく流れは悪くないと思います。


一方、作画に関してはまだ改善の余地ありでしょうか。
基本的なクオリティは既にして十分なものがあるのですが、依然として戦闘描写にやや難が見られます。
素人視点で何となく感じられた問題点は、コマ割りやズームアップ・アウトの使い分けやそれらを含め構図が一辺倒なところでしょうか。
クロイツとロボットの戦いがどうも判りづらいです。
アップの構図が多いので迫力は伝わってきますが、その分流れや動きが見えにくい。
共に巨大なユニットであり、スケールの大きい戦いが常となりますからもう少し引いた画も欲しいかも・・・多分、きっとそう。
とまあ、如何せん素人なので文句は出てくるものの何故不満に思うのか、どう改善すべきなのかすらはっきりとは示せないという酷い塩梅なのですが、土塚さん自身が作画を手がけているマテパの戦闘シーンではこういったことを感じることはなかったので、やはり本作特有の欠点があるのは確か。
この辺の向上を今後に期待しています。


尚、余談ですが、今回もカバー下にはおまけ漫画があり、そこではなにやらクリムがダイエットを決意。
すなわちクリムは若干太めのキャラとして認識されているということになりますが、とんでもない!
これに対しては、あのむちましい感じがいいんじゃないか!と力説したいところ。
そりゃあ15歳なのに10歳くらいの子供ですか?と思えるミト様に比べりゃあ色々とふっくらしているかもしれませんが、十分に健康的な範囲内。
むしろあの安産型な尻周りは理想的と言える水準であり、むちむちした太ももにはたまらん魅力が秘められています。
腰はしっかりくびれてますし、それに反して胸はふくよか。
あの体型の何を変える必要があるのか、と。
というわけで、無駄に熱くなってしまいましたが、クリムさんはいまのままが一番ということで。


ちなみに、別にふっくらした女の子が特別好みだというわけでもないです。
スレンダーな子も好きです。
幼児体型のミト様だってウェルカムです。
単純にクリムは今のままのほうが好きだな、という話です。
そして、世の中の女の子も無駄に数値ばかりに気を取られないで健康的な体を維持するようにして下さい、という話でもあったりします。
48kgが54kgになったとしても愛しの異性の誰かさんはそんなの気にしません。
むしろそんなもんを気にするような男ならこっちから願い下げでいいです。
男としてそんな器の小さい思考はあり得ません。
ク○食らえです。


さて、僕は一体何の話をしているんだろうね。終わります。