DARKER THAN BLACK〜流星の双子‐ 第九話「出会いはある日突然に・・・」


ヘイと別れ、東京にやってきた蘇芳。
高熱がたたり、電車内で気を失ってしまうのだが、偶然そこに居合わせたキコによって介抱される。
そして、ひょんなことからガイ達の協力の元、母親探しをすることに・・・。
一方、物語の核心に迫る謎を追う形となっている未咲は、アンバーが遺したとされる三鷹文書なるものの入手に成功。
そこには意味深長な予言なるものが記されていて・・・。

新事実の判明が更なる謎を呼ぶ、急展開の第9話。


さて、ついに東京入りとなる第9話です。
ガイキコ登場によりギャグ成分が多めです。
と思いきや、二期は普段から割とこんな調子だったので、特段際立ってギャグ色が濃くなったという気はせず。
ただ、終盤までおちゃらけていても最後にビシッとシリアスで締めてくれるあのコンビの存在は良いメリハリにはなっていました。
さすがです。


さておき、今回はまさかの・・・というにはあまりに多くの人がそうなんじゃないかと考えていたであろう「蘇芳は既に死んでいた」という事実が判明。
感動の再会のママンの第一声が「紫苑・・・」だった時には、うわぁぁぁやっぱりなのかーーー!?と衝撃やら悲しいやら複雑な想いが一気にきました(´;ω;`)マジヒドス
戸籍も二度改竄されているそうですし、いまの蘇芳はドールに記憶を注入するなりして作られたコピーということになるのでしょうか。
しかし、現時点で確定しているのは蘇芳母は「蘇芳は8年前に死んだ」と認識しているという点のみ。
単純に考えればいまの蘇芳の存在が疑わしいですが、逆に母の記憶周辺がいじられている線もまだゼロではなく、今後の進展に関心が集まります。


というわけで、最大の関心事にすべてもっていかれた形の今回ですが、その他にもなかなか捨て難い出来事が・・・。
まず何といっても黒(ヘイ)がついに断髪&髭剃り!
やっと、やっと僕らのヘイさんが帰ってきた!
たかが髪切って髭剃っただけなのに、何というカタルシス
これこそキターーー!(゚∀゚)と絶叫するにふさわしい。
心なしか、動きまで良くなったように思えます。
これであとは仮面と電撃能力が戻ればいうことないぜ。


そして、そのヘイに対し二期で一番相対することが多くなっている葉月。
出自や現在に至るまでの経緯の一部に触れられるなど、ここにきて掘り下げがされました。
さらには直後に人間的な一面を見せ、ヘイ相手に後れを取るなどといった様子も・・・。
この分ならば、かつてのエイプリルのように数少ない最後まで生き残る人物の一人になれるかも知れません。


また、復活のヘイさんが活躍するシーンでは外伝PVで初出となり、カッコイイ!と評判のBGMがついに本編で初使用されました。
音楽に関しては何かと一期に後塵を拝す評価がされがちですが、この曲は一期に出しても負けず劣らない良曲っすね。


そんなこんなで残り3話という大詰めにふさわしく、物語りも佳境へ突入といった観の9話でした。
今回ほど続きが待ち遠しいのは二期で初めてです。
一週間が長い。



追記:ほかの事に気を取られてすっかり忘れていましたが、アンバーといえば中の人が川上とも子さんです。
手術の末に長いこと(およそ一年)療養中でしたが、これで現役復帰ですね。
おかえりなさい&おめでとうございます。