とある科学の超電磁砲 #10「サイレント・マジョリティ」


ようやくレベルアッパーの流出元をつきとめ、現物の入手に成功した黒子たち。
本当にこんな音楽を聴くだけで能力が飛躍的に向上するのか。
疑わしく思うも試してみるわけにもいかず、頭を悩ましていたところに美琴からヒントがもたらされる。
それをとっかかりとして、脳科学の専門家である木山に解析を依頼する。
事態は好転へ向かっているかに思われたのだが・・・。

会話につぐ会話構成だったためか、原作にみられたような矢継ぎ早に進展するスピード感に欠けた観もある第10話。


長いこと逡巡していた佐天もついにレベルアッパーに手を出してしまい、友人達を巻き込んで昏睡状態となってしまった今回。
これまでいじられキャラにすぎず、これといった見せ場のなかった初春がまぶしい。目立ってる!目立ってるよぉぉぉ!
イイハナシダナー、というかイイコダナー(´;ω;`)


一方、レベルアッパーの解明と対応策の方もここにきてグイグイと進展が見られ・・・。
と思いきや、木山春生その人こそ一連の事件の元凶であるという事実が判明。
これほど大それたことをしてまで成し遂げたい彼女の目的とは?というところで次回へ。


という10話でした。
今週も前回同様大きなところではあまり原作と違いはありません。
一番大きいものとしては、先週の佐天と美琴の会話がアニメだけのものだったので、必然的にあの時無神経なこと言ったな・・・という美琴の反省会がオリジナルだったことくらいでしょうか。
他はめがね先輩の出番が増えていたとかそういう程度のものです。


尚、佐天の能力に関しては原作でも一切言明がなく、不明。
むしろ木の葉をぐるぐるさせている描写があっただけでもまだアニメの方が情報に富んでいるくらいです。
原作だとそれすらないので、まったく何のてがかりもありません。
無論、初春の頭の花と能力に関しても謎です。


さて、来週は木山の動機について究明される木山回です。
させてなるものかーとばかりに美琴の殴り込みもあります。
次回の後半から12〜13話くらいまではアクションメインになるはず。
9話ばりの作画で良質なアクションとなるか、かつてみたような残念クオリティになってしまうか、ここはひとつJCの頑張りに期待です。