キルミーベイベー 1

キルミーベイベー (1) (まんがタイムKRコミックス)

キルミーベイベー (1) (まんがタイムKRコミックス)

表の話題作が『けいおん』なら裏の注目作はこれだ!
いま、ひそかに評価が高まりつつあるきららの影の実力作『キルミーベイベー』第1巻。
そんなにおもしろいのなら買ってみなければ、と早速買ってきました。


さて、まずもって買うのに苦労しました。
2版3版と版を重ねてもすぐに品薄になるらしいです。
たった4ヶ月で4版までいったというから四コマ漫画としてはかなりの売り上げです(1回に刷る量が多くないとはいえ)。


とまあそんな話はさておき、中身の方ですが、なるほどこれはすごくシンプルで楽しみやすい。
まずもって登場人物が実質2人だけです。
稀にもう1人出てくる程度で、それ以上の人はまったく出てこないという限界ぎりぎりの少数精鋭(笑)。


方向性としては流行りのゆるい感じではなく、笑いを取りに行くギャグタイプ。
そもそも登場人物が中学生か高校生のどちらなのかすらわからないまま進行し続けている時点で、設定などネタ以外のことはどうでもいいんだ!という姿勢が窺えます。
ネタは基本的に、学生でありながら殺し屋というソーニャ(金髪の方、クール)に対し、やすな(黒髪の方、バカ)がちょっかいを出してはソーニャを怒らせて痛い目を見るというものの繰り返し。
そして、大半がこれだけで構成されているにも関わらず飽きが来ないことが何よりもすごい。
ストーリー性も皆無なため、ひたすらコントが繰り返されている状態に近く、1巻が手に入らなければ2巻から先に読んでもおそらく平気だろうとすら思えます。


ゆったりまったりの雰囲気系やキャラ萌えも悪くはないけれど、たまには笑える四コマが読みたい。
そう思ったら買いです。
尚、あさって27日には待望の2巻が発売されます。
上述した通りですので、手に入りやすい2巻から先に入っても大丈夫。