BLOOD ALONE 6

BLOOD ALONE 6 (電撃コミックス)

BLOOD ALONE 6 (電撃コミックス)

実に2年弱ぶりとなる新刊。
今回はバラエティ豊かなショートエピソードが5本収録されている。


気がつけばもう随分と新刊が出てなかったのだなぁ、という『BLOOD ALONE』の第6巻です。
4〜5巻で長編をやった関係からか、5巻の後半と同様今回も短編が中心。
いつもと変わらないクロエとミサキの生活など、インタールード/インターミッション的な内容で構成されています。


さて、その5本ですが、上述の通り短編ではあるもののそれぞれに雰囲気の違う話となっており、バリエーションが豊富。
内訳としては、

  • 過去に討伐した吸血鬼の子孫が、クロエに会うために訪日。さて、その目的は?
  • クロエとサイノメの話。体調を崩し、いつもの精細さを欠くサイノメ。意外な一面や乙女心が垣間見れるエピソード。
  • ヒグレの血族ばかりが狙い討たれる事案が発生。借りを返す意味もかねて、クロエがおつかいに出るのだが──。
  • またぞろクロエが綺麗な女性と居るところを目撃したミサキ。しかしその人こそミサキが大ファンである作家、大江さんで──。
  • クロエとミサキの日常を描いた話。すごく、普段通りです。

となっています。


というわけで、久しぶりに見たらいつも通りのモノがそこにあった、といった感じですね。
それだけにストーリー的な進展はありませんでしたが、まあ元々バンバン話が進んでいくタイプの作品ではなく、緩やかに時が流れていく雰囲気の作品なので、特に問題なし。
7巻は今回のように1年以上も空かなければいいなぁ。