死がふたりを分かつまで 11

ワイズマンの誘いに乗り、罠が幾重にも張られた地下アジトの奥へと歩を進める護。
常ならばここで遥の静止が入りそうなものなのだが、止める様子のない彼女。
どうやら予知した未来を元に彼女なりの考えがあってのことらしい。

角鳳会地下アジト編終了となる第11巻。


さて、今回で物語に一区切りつきました。
次巻からまた別の話が動き出しそうです。


とはいえ、この巻自体はさほどストーリーが進行したといった観はなく、アクションメイン。
相変わらずのハリウッド的なバトルが光りますが、段々と登場人物たちの人間離れ度が加速してきた気がしますねー。
護はもう何をやっても早々驚きませんが、今回新たに出てきた人物は素手(といっても義手)で弾丸を弾きます。
いよいよオーバーテクノロジー云々ではなく、人そのものが超人の域に達している護クラスの人物がもう一人増えたことになります。
どんどんインフレしていってしまわないか、それが少し心配。

尚、この人物がクロスオーバー企画の一人、イージスの盾こと楯雁人です。
闇のイージスは読んだことがないので、よく知らないというのが実情。残念。



その他、上述の人物の他にもう一人興味深い人物が登場。
どちらとも今後も浅からぬ関与がありそうな注目のキャラクターでした。
次巻ではクロスオーバー企画のもう片割れとして、JESUSシリーズから殺し屋藤沢真吾が登場するようです。
こっちも読んだことないんだよなぁ。うーむ・・・。