GIANT KILLING #02


本場イングランドで実績を残し、監督として戻ってきたかつての名選手の破天荒なチーム改革を描いた作品。
今回はレギュラー組をサブ組でコテンパンにし、挙句チームの大黒柱をキャプテンから降板させるという展開。
無茶苦茶なようで意外と利にかなったリアリティのある話だったりするジャイキリ第2話。


さて、2話です。
上述の通りレギュラーが紅白戦で負け、村越がキャプテンを外されるという流れだった今回。
達海の狙いは村越の負担を減らし、チーム自体が村越に依存するから脱却しようということなのかな?
確かに特定の選手を軸にチーム作りをすると、応用が利かなかったりその選手が欠場・移籍・引退したりといったいざという時に非常に困ります。
近年だとフランスがジダンのチームで、チェコネドヴェドのチームだった印象が強い。
結果、彼らの抜けた両チームはいまどうかというと・・・。


とまあそんなわけで、達海はあんな感じでちゃらけてますが、やろうとしてることは荒唐無稽なことではない辺りにこの作品の魅力を感じます。
話の流れもあまりサッカーを知らない人でも「ああ、なるほど」とわかってもらえる様な構成になっていますし、良い作品ですね。


ただ、2話は比較的間延びしていたように思えたのも正直なところ。
言いたいことはもう分かったからさっさと進んでくれ、というもどかしさを少し感じました。
この辺はやはり尺が一定であるアニメならではか。
サクサク結論を出していくとあっという間に進んでしまうので、テンポと尺のバランスが難しそう。
とはいえ内容自体は面白いので3話も楽しみです。