灼眼のシャナ 8
- 作者: 高橋弥七郎,笹倉綾人
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2010/05/27
- メディア: コミック
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うーん、吉田の表情の作画がすごいな。
一方、漫画でしかご存知ない人には、
「これまで一歩引いた感じで接していた吉田が堂々と前に乗り出し、悠二への想いを自覚しながらも気付かない振りを続けるシャナに対し宣戦布告をする」展開がある、と説明しておきたい。
シャナの人生において初めての紅世の徒以外との戦いの始まりである。
その他、前回初登場となった徒ご一行との小競り合いもいくらか。
本格的な衝突はこれからであり、まだ開幕段階といった様相。
そして、漫画版シャナの感想になるともはや毎度言及していることだが、作画が引き続き向上中。
上述の表情の作画などが最たる例で、いま1巻と見比べてみると違いに驚かれることと思われる。
またこの巻では、先の徒の一人“シュドナイ”が巧く描かれている。
彼はこれまでのフリアグネやラミーといった人型の者とは異なり、合成獣キマイラのような形態を取る。
故に少しでも作画の手を抜くと途端に「しょぼい人」になってしまうのだが、いまのところその心配はなさそうだ。
尚、今回はいつになく流れをブツ切りなところで終わっている。
ページ抜けかな?と思うほど唐突に終わり、あとがきとおまけ四コマへと移るが、印刷ミスではないので次巻を待つしかない。