世紀末オカルト学院 Episode.06「文明の道程」


臨死体験を終えたらこずえがキレイになって戻ってきた。
でもこんなこずえ私たちの知ってるこずえちゃう!
ならば、本当のこずえを取り戻さなければならない。
そして、元凶が臨死体験にあるのならもう一度実験をするしかなく・・・。
全12話?の折り返し地点となり、内容的にもターニングポイントを迎えた観のある第6話。


前回オカルトを愛する心を死後の世界に置いてきてしまったこずえ。
もう明らかに別人なので、マヤと亜美が元の彼女に戻してあげるべくあの手この手で努力を・・・。
イイハナシだn・・・アレ?
なんという棒演技・・・特にマヤ(笑)。イイハナシではない、これはただのコメディだ。
が、それもいつものことで、後半は真面目にこずえ救出を描く展開。


結局のところ、今回の5〜6話のエピソードはこずえを足がかりに3〜4話の話で暴落した文明株を上げる(元に戻す)のが主目的だった模様。
これは対視聴者においてもそうでありながら、とりわけ「マヤの中での文明の評価」という点においては尚更のこと。
これによって「デレた」というわけではないにしても、鍵探しのためのコンビ再結成をマヤの方から申し出るくらい文明を見直した、という点は大きい。

  • 元超能力者
  • 未来から来た
  • その未来で世界は滅亡の危機に瀕している

マヤも信じているようで心の奥底ではどこか半信半疑だったこれらの文明の主張が、はっきりと証明されたことで気持ちを新たにしたという面もあった様子。


1クールの前半で紆余曲折を描き雨降って地固まるの形で地盤を固めて、後半は迷いなく鍵探しへ邁進させる。
肝心の後半がこれからとはいえ、こういった感じに全体としての構成がきちんとしていそうなのが良い。
アニメノチカラは『ソラノヲト』『閃光のナイトレイド』と立て続けに「全体的なプランがちゃんとあったのか?」と疑わしくなるようないきあたりばったりが続いてきただけに、これは今後見続ける上でも大きな安心材料。
きちんと段階を踏んで良い助走ができただけに、このまま飛翔と着地もきっちり決めて欲しい。
後半が楽しみ。


以下、いつも通り個々の話題。

  • 今週の文明さん

カッコイイ!頼りになる!
というほどの目覚しい活躍というわけではなかったけれど、少なくともヘタレではなかった。
そう、ヘタレではなかったのだ。
良いぞ文明、頑張れ文明!
地球の未来は君にかかっている!らしい。

  • マヤ

臨死体験の際に文明が見た走馬灯の中のある場面に大きなシンパシーを感じたようで・・・。
だから、というわけでもないだろうけど、今後は文明に対する風当たりが少し和らぎそうではある。
ドSが普通のSになるくらい?

  • JK

ダウジング棒でピッキング犯紛いの鍵開けとか。
どんだけ万能なんだろう、こいつは。
わずかな出番で盛大に光り輝くJKは花火のごときキャラかも知れない。
ちょっと大袈裟に言いすぎか。

  • 地球の未来

滅亡は宇宙人の侵略が原因と判明。
となると、何かしらの「物体」や「有形物」が滅亡を回避する鍵になるとも思えず・・・。
何かもっとこう、抽象的というかメンタル的な──それこそ「目に見えないもの」が鍵になるのかも。

  • 美風

あの運転じゃあどう考えても学校に着く頃にはパンはぐっちゃぐちゃになっていると思うわけだが(´・ω・`)

  • 作画

心なしか今週はすごく良かったような。
細部まできめ細かい場面がちらほら見られ、見た目にはっきり綺麗だったように思う。



というわけで、6話でした。
来週はマヤも心機一転、文明と再び手を取り合って鍵探しを・・・と見せかけて亜美回?
こずえ回があったのだからそりゃあ亜美回もあるよね。
本筋の展開も少しはあるはず。