世紀末オカルト学院 Episode.13「マヤの文明」


ノストラダムスの鍵は美風ではなく、鍵の破壊を担って未来から来た文明自身だった。
いや、正確には過去と未来の文明双方が対面するという現象が・・・。
そうであるならばと、1999年を後にし未来へと帰ることに決めた文明。
だが、運命の女神はそれをあざ笑うかのように二人を引き合わせてしまい──。
アニメノチカラもこれで見納め?となる超展開の最終話。
キミだけのため光る世界 ここにあるよー



驚愕の展開ktkr
11話といい今回といい、終盤の話の転がり方が凄まじかったです。
文明覚醒のインパクトがあまりにも強すぎて、それだけでこの作品が神アニメだったんじゃないかという錯覚を覚えるほど。
きちんと振り返ってみると中盤には中だるみ感もあったりしたのですが、なんかもうそんなのどうでも良い気がする。
終わりよければなんとやら。
まったく期待してなかっただけに良い意味で裏切られた感じです。
アニメノチカラ枠の作品としては一番の出来でした。


以下、最終回についての雑感。

  • マヤパパ

生きてはいるけど1999年のマヤの世界にはもう居ない、ということでした。
なるほど、道理で。
しかしランダムとはいえ時空転送まで可能とは、教頭の白魔術は底知れぬ高性能ですね。

  • マヤデレ

始めツンツンやがてデレデレ。
素直じゃない(だけ)=ツンデレになりつつある昨今においては珍しく、ツンデレの原義に則ったかのような経過も含めたテンプレを見せた彼女。
個人的には最後までデレずに居て欲しかった思いの方が強いので、少し複雑な気分がします。

  • 内田マヤ

上述のツンデレの終着点になりますが、よもや子供文明の方と結婚とは・・・。
「俺を頼んだぞ」の遺言を守りすぎというか、頼まれたってレベルじゃあねぇぞ。

  • スプーン

にわかに最強説の浮上したスプーン。
これからは地球外生命体の襲来に備え、全人類が日常的にスプーンを持ち歩くのが当たり前になるかも知れない・・・。
ちなみに、あの後失踪を大袈裟に捉えた文明母が反省してスプーン曲げを強要しなくなった経緯などがあったのか「文明がスプーンのトラウマを克服できた」という意味を込めて、最後のシーンではカレーに箸ではなくスプーンが食卓に並んでいました。
ええ話や(´;ω;`)

  • 英雄文明

「歴史が変わるのは、ここからだ!」
いままで散々ヘタレヘタレ言ったやつ表出ろ。
ハイ僕です、ごめんなさいorz
いやー、めっちゃ格好良かったですね、最期。
生きてるんだか死んだんだかわからないというハッキリしない処遇でもなく、実は生きてましたという肩透かしもなく、非常にすっきりとした気分で視聴を終えられたのが良かった。
死ぬなら死ぬ。生き残るなら残る。
やはり明確なのが一番だと思います。
視聴者の想像にお任せします、なんていう余地は不要。

というわけで、オカルト学院最終話でした。
「美風とは結局なんだったのか」といったことなどいくつか疑問な点もなくはないですが、伏線は概ねきちんと回収されており、投げっぱなしにならなかったのが僥倖。
まあ、結末は多少力技だった観もありますが、何から何まで完璧な作品なんてものはそうそうお目にかかれないので、これくらいは問題ないと思います。


さて、これでアニメノチカラも打ち止め・・・なのかな?現状では。
志高けれど道半ばというか実態が伴わなかったというか。
もう少し早くこの作品くらいのインパクトを残せれていれば、と残念に思います。