おとめ妖怪ざくろ 第三話「かこ、哀々と」


なかなか距離の縮まらない総角とざくろ
息が合っていないことを理由に仕事の割り振りの優先順位も下げられてしまう。
他の二組が仕事で不在の中、唯一お留守番組となったざくろ達。
しかし、そんな折に神隠しの調査の依頼が舞い込んできて・・・。
ざくろの生い立ちが明らかになり、不穏分子もうごめく第3話。


小さなことからコツコツと。
総角は総じて努力をしている反面、ざくろがなかなか心を開いてくれないといった印象のこのペア。
しかし今回の件でその関係性も一歩前進した模様。
今週は髪を下ろしたざくろが見られる場面や明確にデレた場面が多く、なかなかにざくろが可愛らしい回でした。
(個人的にざくろは髪を下ろしている方が好き)


また、話としては前回が人の悪い一面を描いたのに対し、今回は妖人側の悪い面を描く形式といった対照性がありました。
そしてその妖人の中でもざくろらと同じく半妖である何者かが悪巧みをしているらしき描写もあり、長期的展開へ向けての伏線が張られていました。
しかし、だからといってシリアス一辺倒になることはなく、ざくろに手伝ってと言われて「あっぱれ〜」と歌いだす総角の不意打ちや最後のオチなど、笑いも織り交ぜたバランスの取れた構成になっていたように思えます。


ただ、当初危惧したように事件解決にあたって男性側の貢献が弱いのが少し物足りない気もします。
ざくろはあれでも十分満足だったようですが・・・。


ちなみに今週お披露目かと思われた薄蛍ver.のEDは空振り。
来週に持ち越しのようです。