GOSICK 5

GOSICK 5 (ドラゴンコミックスエイジ あ 3-1-5)

GOSICK 5 (ドラゴンコミックスエイジ あ 3-1-5)

年明けからは「何故いまになって?」というアニメ化作品の放送も始まる桜庭一樹原作小説の漫画版第5巻。
この巻からは原作2巻のお話となり、新展開を迎えている。


幽霊船騒動から無事学園に戻ることができた一弥とヴィクトリカ
それは即ち、常と変わらぬ日常の再開を意味する。
そうしてまた足繁く迷路階段の最奥へと通う一弥。
しかしある日、新聞広告に記載された一文を目にしたヴィクトリカが単身学園の外へ出ようとし始めて・・・。


というわけで、またしても学園の外を舞台とする展開に入った今回。
物語としてはこれまでとそう大きな違いはなく、緻密な本格ミステリというよりはミステリ風な普通の漫画といった調子も変わりない。


一方で変わったこと・新たな要素としては、ヴィクトリカの出生に関する謎が明らかになったことが挙げられる。
彼女がどういった経緯でいまの境遇にあるのか。
それを知った一弥がどういった考えを持ち、どのような行動を取るのかが今回の一連のエピソードでの注目点のひとつだろう。


ペース配分からすると、次巻が完結編かな?
アニメ化のこともあるので、6巻はそう遠くないうちにお目にかかれそう。